俳優・阿部寛主演の日曜劇場「ドラゴン桜」(TBS系)の最終回が6月27日に放送され、世帯平均視聴率20.4%。前話から大幅の5.0ポイントアップして、一気に大台越えを果たし、今年全ドラマでナンバーワンの視聴率を記録した。
「阿部が主演した前作から16年。元暴走族の弁護士・桜木健二(阿部)は、前回の龍山高校に続いて今回は龍海学園に乗り込み、東大専科を作って東大受験に挑戦しました。最終回では、いよいよ合格発表。しかも、前回生徒役で登場した小林麻紀(紗栄子)、緒方英喜(小池徹平)、奥野一郎(中尾明慶)、さらには香坂よし(新垣結衣)、山下智久演じる矢島勇介も声のみとはいえサプライズ出演。サプライズ満載の“最強の助っ人”の登場にネット民も大興奮。ツイッターでは、世界トレンド1位に輝きました」(女性誌記者)
ネットでは、今回東大に合格できなかった藤井(鈴鹿央士)、岩井(西垣匠)、小橋(西山潤)の3人に対しても「来年合格するのを見届けたいので続編お願いします」「1年後のスピンオフが見たい」といった声が上がっている。
「最終回で前作・龍山OBが勢ぞろい。改めて大物俳優を生み出す、若手の登竜門ドラマであることを知らしめました。今回の7人もそれぞれ爪痕を残しており、TBSとしても放っておく手はありません。最終回の終わり方を見ても、水野先生(長澤まさみ)に翌年の東大専科を託して終わっています。続編の可能性はあるでしょう」(前出・女性誌記者)
期待の続編だが、ドラマではなく映画ではないかという声も上がっている。
「今年最高視聴率を叩き出し、若手人気俳優陣が勢ぞろい。しかもOBのサプライズもある。そして演出を務めた福澤克雄は、『半沢直樹』『下町ロケット』などの話題作を演出しているヒットメーカー。『私は貝になりたい』『七つの会議』など映画監督も経験済みなだけに、次回は一気に映画化の可能性も十分にあります」(制作会社関係者)
竹野内豊主演の4月期月9ドラマ「イチケイのカラス」(フジテレビ系)の映画化が、早くも取りざたされている。視聴率、話題性、どちらをとっても勝る「ドラゴン桜」も、映画化に相応しい作品なのかもしれない。
(窪田史朗)