モデルでタレントのアンミカが6月30日放送の「ホンマでっか!?TV」(フジテレビ系)に出演し、幼少期の貧乏エピソードで共演者を驚かせている。
この日、番組では「貧乏性人生相談SP」と銘打ち、お笑いコンビ・EXITの兼近大樹やモデルの高橋ユウ、タレントの鈴木亜美など貧しい幼少期を乗り越えてきた芸能人がゲスト出演。なかでも、アンミカのエピソードトークだけは他を圧倒するほどの破壊力があった。
貧しかった幼少期、「おいしいものを食べ慣れていなかった」と振り返るアンミカ。実家ではハンバーグを冷凍食品でしか食べたことがなく、当時「生肉の豪華な調理を知らなかった」と明かすと、親戚の家でミンチ肉から手作りされたハンバーグを初めて食べた際、驚きのあまり絶句。それまで経験がなかった“ハンバーグから肉汁が出る”という現象に慌てふためき、家族全員が吐き出してしまったという。
また、「貧乏だったせいで痛みに鈍感になった!」といい、鼻を骨折した時に母から受けた“独自治療”についても回想。幼い頃、きょうだい喧嘩で鼻が折れるも、「普通やったら真っ先に病院に行くと思うけど、母親は病院の前で待っとけと言うんですよ。で、お医者さんを外に呼び出して、何か喋ってるんです。そしたら戻ってきて『よし、帰ろう』って」と病院に入ることはなかった。
驚くアンミカに対し、母は「(病院に入ると)診察代がかかるから、アドバイスをもらった。家にある道具での処方はわかった」と説明。実際、母は医者からの助言通り、割り箸と布を巧みに組み合わせてアンミカの鼻を固定し、無事に完治。アンミカは「ちゃんと今綺麗な鼻です」と感謝している。
「ほかにも、学生時代に部活仲間とお好み焼き店に行った際、ほかの友人が全員お好み焼きを注目するなか、お金がなかったアンミカだけは卓上にあった無料の醤油を鉄板に垂らして調理。焦がした薄い醤油の膜を『おいしい!』と言いながら食べていたといいます。次々に出てくるアンミカの強烈な貧乏トークには、お笑い第七世代の筆頭である兼近もあ然。ほかの共演者も別格なアンミカと同じ回に登場することを嫌がるなど、終始ワンマンショーの様相を呈していました。ネットでも、突出したアンミカのエピソードトークに対して、『話が強すぎて共演者の貧乏話を殺してる』『誰もアンミカの貧乏エピソードに勝てない笑笑笑笑』『アンミカ極貧漫談は第七世代が束になってかかっていっても勝てない』『群を抜いていた』との反応が続出。また、そうした過去を明るく笑いながら話す姿には『尊敬に値する』『貧乏のままなら笑えないけど、乗り越えた人が笑いながら話すのは好きだ』と好感を持ったとする声も多いです」(テレビ誌ライター)
まさに「ホンマでっか!?」なエピソードの連続だったアンミカの過去。あまりのインパクトゆえ、“貧乏ネタ”で勝負をしたいタレントからは今後、共演NGを突きつけられるかもしれない?
(木村慎吾)