タレントのはるな愛が8月25日、朝の情報番組「スッキリ」(日本テレビ系)にスタジオ生出演。24日に行われた東京パラリンピック開会式に出演することになった経緯を明かした。
はるなはセレモニー冒頭に行われたダンスパフォーマンスに出演。青い衣装を着てセンターに立ち、さまざまな障がいを持つパフォーマーとともに踊った。生中継では自身のアップから始まったことに触れ、はるなは「私も6日ぐらい前に聞かされて『えっ?』って。顔のカメラリハーサルみたいなので」と驚いたという。また、本番は「めちゃめちゃ緊張しました。世界中の人が見ていると思うと」と明かした。
MCの極楽とんぼ・加藤浩次が「どうやって(パフォーマーに)選ばれたの?」と質問すると、はるなは「選ばれたんじゃなくて、2年ぐらい前にオーディションをネットで見つけて応募して」と依頼ではなく公募だったことを告白。オーディションでは北島三郎の「北の漁場」を地声で歌って合格したことも明かした。
ネットでは《やっぱあれはるな愛だったのね!》《オーディションだったんだ! 最初はビックリしたけど納得したよ》《自分からオーディション受けようって行動が素敵です》など驚きと称賛の声が多数書き込まれた。
「東京オリンピック・パラリンピックに共通するコンセプトのひとつとして『多様性と調和』というものがあります。はるなはバラエティ番組『バリバラ~障がい者情報バラエティー~』(NHK Eテレ)を補完する形で放送されていたラジオ『バリバラR』のMCを務めていた経験もありますし、自身が性同一障害で悩んでいたことも明かしています。障がい者への理解が深いだけでなく、LGBTQの象徴としても今回のコンセプトにふさわしい存在として選ばれたのではないでしょうか」(芸能記者)
番組では応募理由について「多様な世界にもっと本当になってもらいたいという思いがあって、何かメッセージを伝えられるんじゃないかと思って、世界に大きなメッセージを送れるチャンスと思って応募させてもらいました」と語ったはるな。その思いはきっと世界中に届いただろう。
(柏原廉)