食後や休息時の一杯のコーヒー、美味しいですよね。最近はコーヒーの健康に対する効能がたくさん言われていますが、中でも注目したいのが、やっぱりダイエット効果です。
「コーヒーはカフェインとクロロゲン酸という物質が含まれています。カフェインは、よく知られている眠気覚ましの効果だけでなく、脂肪分解酵素であるリパーゼを活性化させて、体内に取り入れた脂肪をエネルギーとして使いやすくする働きをします。クロロゲン酸は、エネルギー生産の役割をしている褐色脂肪細胞を言う部分に働いて、エネルギーとして使いやすくなった脂肪を、さらに使いやすくしながら消費量を上げることでダイエット効果が得られるのです」
こう教えてくれるのは、筋トレやダイエットの記事を書いているフィットネスライター。それにクロロゲン酸には、糖質などから体脂肪を合成する作用を抑制する働きがあることも知られているそうです。
「ダイエットに最も適しているのは、ドリップしたレギュラーコーヒー。それに何も足さずにブラックで飲んでください。コーヒーを飲むと、お腹がゆるくなるという人がいますが、これはカフェインが腸を刺激して、内容物を排出するための“ぜん動運動”という腸の動きが活発になるからです。つまり便秘解消の効果もあるのです」(前出・フィットネスライター)
飲むタイミングとしては食後がベスト。消化を促進して、食べたものが体脂肪になるの防いでくれます。また、お腹が空いていない、普通の休憩時間などに飲むと、蓄積した体脂肪を燃焼させる効果が大きくなるそうです。
ただし、ミルクや砂糖がたっぷりの缶コーヒーは、逆に体脂肪を増やす結果になるので飲んではいけません。同じ理由で、最近流行っているフラペチーノやラテなども、ダイエット効果が得られないそうです。
香りでも心を落ち着かせてくれる一杯のコーヒー。うまく活用して、ダイエットに役立てていきましょう。