かつて芸能界を席巻し、“お笑い界のレジェンド”“テレビ界の帝王”として名を馳せた元芸人の島田紳助氏が大みそかに復活する‥‥そんな可能性を12月9日発売の「週刊実話」が報じた。
同記事によると、島田氏は大みそかに放送される「笑って年越したい！！笑う大晦日」（日本テレビ系）の“シークレット・サプライズ・ゲスト”の候補に挙がっているという。日本テレビ編成関係者の証言として、島田氏の復帰は1回のみの“お試し”で、世間の反応次第で正式に芸能界復帰を決断するという。
これまで島田氏の復帰は何度も取り沙汰され、テレビ界では「お化けと紳助はこれまで出た試しがない」という格言が定説化されているほどだが、今回ばかりはこれが撤回される可能性が高いという。
その理由は、放送作家の証言として、日本テレビの背後には吉本興業が控えており、島田氏の復帰は吉本の意思でもあるという。吉本の大崎洋会長はもちろん、お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志も復帰を熱望しており、島田氏の復帰に対して吉本内で異を唱える者は誰もいないという。
また、日本テレビ側も毎年恒例だった「絶対に笑ってはいけないシリーズ」が休止になったことで11年連続だった民放視聴率1位を他局に明け渡すわけにはいかない。そんな事情もあって島田氏復帰の話が浮上してきたという。さらに島田氏の出演が叶えば、番組出演を渋っていたダウンタウンの2人が司会を受ける“うれしい誤算”も生じるかもしれないという。
しかし、ネットでは《もうええわ》《呼んでない》《お試しとかいらん》《今さら見たくないからマジで出てこなくていいよ》といった拒否感を示す声が多数だ。
「結論から言うと、今回も紳助氏が復帰することはないでしょう。理由はいろいろとありますが、いちばんは本人が20年2月にタレントのmisonoのYouTubeチャンネルに出演し、復帰についてきっぱりと『ない』と否定しているからです。その際、『復帰したいと思っていない。今が楽しい』と語っており、働かなくても生活できるお金は十分に蓄えており、ナインティナインの岡村に語った話では『この先、200年後、金なくなるねん』とのこと。
また、島田氏の復帰について吉本内で異を唱える者は誰もいないと言われていることについても、明石家さんまは紳助が引退した翌年の12年に『復帰してほしくない』と写真誌『FRIDAY』に告白。最近では今年5月にお笑いコンビ・EXITの兼近大樹が『変わる報道番組 ＃アベプラ』（ABEMA）で島田氏について『その人、消えた芸人じゃないすか』と一蹴していました。島田氏は11年に引退しているので、それ以降にデビューした芸人たちにとっては、島田氏がどれほど偉大であっても、兼近のように『知らんがな』状態なのでしょう。なので吉本内部も一枚岩とは言いがたいのではないでしょうか。
こうやって何度も島田氏の復帰話が出てきては消えていくことが繰り返されるのは、やはり全盛期を知っている40代以上の層に根強いファンがいるからなのでしょうが」（芸能記者）
果たして今度こそ本当に“復帰”を果たすのだろうか。
（柏原廉）
