お笑いタレント・明石家さんまが1月22日放送のラジオ番組「ヤングタウン土曜日」(MBS)に出演し、俳優・木村拓哉が「第45回日本アカデミー賞」の優秀主演男優賞に選ばれなかったことに言及した。
さんまは、自身が企画・プロデュースを担当したアニメ映画「漁港の肉子ちゃん」が優秀アニメーション作品賞を受賞したことを喜びつつ、木村の不選出について触れ「マスカレード・ナイト」での演技が好評を博し、昨年末に発表された「報知映画賞」では主演男優賞を獲得していたことから、アカデミー賞でも木村の受賞を確信していたという。
「アカデミー賞はなんか事務所のアレがあんのか? 木村が入ってないんですよ。報知新聞(では受賞)やから、日本テレビのアカデミー賞はそのままいくと思って」と話すさんま。年始特番「さんタク」(フジテレビ系)の収録でも、アカデミー賞に関する話題になったが、木村はその際、「いや、僕は選ばれないですよ」と謙遜していたという。
さんまは「そんなことないやろ」と返し、アニメーション部門と主演男優部門での、木村とのそろい踏み受賞に期待。しかし、蓋を開けてみれば、「マスカレード・ナイト」は受賞を逃す結果となり、終始不満そうな口ぶりだった。
「さんまは、アカデミー賞の前哨戦と考えていた報知映画賞で、木村が選ばれていたことから、アカデミー賞でも順当に主演男優賞を獲得できるだろうと予想。実際には木村は選ばれず、その原因として、ジャニーズ事務所に何らかの事情がある可能性すら勘繰っています。
しかし、このさんまの“推理“には、ネットから『シンプルに演技力の問題でしょ!』『そこに私情を挟んではダメでしょ。実力ですよ』『さんまさん、昔からキムタクに肩入れしすぎ』『キムタクはいつでも同じ演技じゃん』『大きな勘違い。演技が上手けりゃ取りますって』『ノミネートされた優秀主演男優賞の方に失礼では?』などのツッコミが書き込まれました。また、ジャニーズからは岡田准一や二宮和也といったアカデミー賞の常連受賞者もいますから、木村が事務所の都合で賞を逃したという可能性は考えづらいですね」(テレビ誌ライター)
なお、木村を差し置いてアカデミー賞の主演男優部門に輝いたのは、佐藤健、菅田将暉、西島秀俊、松坂桃李、役所広司という面々。人気、実力共に申し分のない男優ばかりで、さすがの木村も納得の顔触れだと感じているかもしれない。
(木村慎吾)