俳優・菅田将暉が主演を務める月9ドラマ「ミステリと言う勿れ」(フジテレビ系)の第7話が2月21日に放送され、世帯平均視聴率12.3%と7話連続2ケタ視聴率を獲得した。その反面、原作ファンからはヒロインを演じる伊藤沙莉に思わぬクレームが寄せられているという。
このドラマは、漫画家・田村由美による同名の大ヒット漫画を実写化。菅田演じる天然パーマがトレードマークの久能整が淡々と自身の見解を述べるだけで事件の謎を解く、新感覚ミステリー。
第7話では、虐待された子供が親の殺害を依頼する都市伝説サイトがあることを整が発見。クリスマスの夜、陸太(岡山天音)に襲われた整は、ピンチを逆転。犯人である陸太を追い詰める。
しかしその一方で、ドラマで共演する刑事・風呂光聖子(伊藤)が、整に好意があるような“におわせ”が描かれることに、原作ファンは怒り心頭。ネットでは「ミステリと言う勿れ。離脱します」「風呂光さんに恋愛要素入れたヤツまじ許せん」「風呂光さんの恋愛がほんとこのドラマの大失敗だよね‥‥作り直してほしい」といった辛口コメントが寄せられている。
「このドラマは、視聴率はもとより、TVerの再生回数も毎回400万回を突破。回を追うごとに、整を演じる菅田将暉の人気もうなぎのぼり。番組当初、原作ファンから伊藤演じる風呂光に対して“イメージぴったり”の声が上がっていただけに残念です」(芸能ライター)
伊藤は9歳の時、ドラマ「14ヶ月 妻が子供に還っていく」(日本テレビ系)で芸能界デビュー。2005年、ドラマ「女王の教室」(日本テレビ系)で話題を呼んだ。さらに2017年の朝ドラ「ひょっこ」(NHK)で注目を集めると、2020年「いいね!光源氏くん」シリーズ(NHK)で主演。昨年、プルーリボン賞助演女優賞を受賞した際は、「役者として第二章が始まった」と宣言。現在公開中の映画「ちょっと思い出しただけ」でも主演を務めており、今ノリに乗っている女優だけに、フジテレビとしても失敗は許されない。
「フジテレビの月9は、“脱恋愛”路線に舵を切って快進撃を続けています。今年の夏にはスピンオフ版の映画制作の声も出ていただけに、今回の件で立ち消えにならなければいいのですが」(女性誌記者)
今後の展開が気になるところだ。
(窪田史朗)