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ライフ
2026/03/01 18:00

【シリーズ・花粉症②】完治が難しいといわれる中、「皮下免疫療法」に寄せられる期待

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2026/03/01 18:00

2026年も本格化してきたスギ花粉。いよいよ花粉シーズンの到来です。毎年、血眼になって対策を講じている方や引きこもってしのいでいる方、いろいろなタイプがいると思います。今回は、最前線の花粉症対策をみていきましょう!

 ツラい花粉症の症状を薬で抑え込むのではなく、アレルギー発動の原因(アレルゲン)のエキスを少しずつ体に入れていくことで、症状を起こしにくい体質に変えていくのが「免疫治療」です。

 花粉の免疫療法の場合は、過剰な免疫反応が出ないようにごく少量を長い期間体に入れて少しずつ慣らしていきます。そのため、おおよそ3~5年という長期治療が必要になります。

「皮下免疫療法」は皮下注射、「舌下免疫療法」はチュアブル(口腔内崩壊錠)タイプの薬になり、舌の裏に置いて舌下から吸収させます。

 舌下療法で対応しているのはスギ花粉とダニアレルギーのみなので、アレルギーが複数あって「全部なんとかしたい!」という方は、それぞれの薬を飲まないといけません。一般的には、皮下注射の方が幅広く効くといわれています。

 皮下免疫療法にはメリットとデメリットがあります。メリットとしては「効果を感じるのが舌下よりも早い」こと。なので、せっかちさんにはオススメです。薬と違って毎日飲まなくていいので、不規則な生活の方や薬を飲み忘れがちの方にもいいですね。

 最大のデメリットは「注射」をすること。痛みが苦手な方や小さな子どもは舌下療法向きといえます。また、注射をするので物理的な通院回数が舌下療法よりも多くなり、通院の時間が取りにくい忙しい方も不向きです。

 将来的には薬がいらなくなる方が多いので医療費削減になりますが、最初は2~4週間に1度は通院が必要なため、一時的には通院と注射で月に数千円ペースの費用がかかります。「花粉のピーク時期だけちょっとツラい」という程度の方は、コスパが悪く感じるかもしれません。

 特定疾患や内服薬によっては皮下免疫療法自体がNGになることもありますので、何か既往症がある場合は先に通院予定のクリニックに確認しましょう。また、初回はアレルギーの程度確認のために必ず血液検査が加わります。

 花粉が飛散しているときはすでにアレルギー反応がめちゃくちゃ出ていますので、花粉が落ち着く6月が治療開始の目安です。今、耳鼻科通いをしている方は通っているクリニックで一度相談してみるとよいでしょう。

(安藤 恵美)

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