俳優の菅田将暉が主演を務める月9ドラマ「ミステリと言う勿れ」(フジテレビ系)のシーズン2の制作が決定したと、3月10日に配信された「日刊ゲンダイDIGITAL」が報じた。
このドラマは、漫画家・田村由美氏による同名の大ヒット漫画を実写化。菅田演じる天然パーマがトレードマークの久能整が淡々と自身の見解を述べるだけで事件の謎を解くミステリー。これまで9話連続2ケタ視聴率をキープし、2月28日に発表された総合個人視聴率ランキングでは、阿部寛主演の日曜劇場「DCU」(TBS系)が5%だったのに対して、このドラマは9%と倍近い差をつけて勝利した。シーズン2については、主演の菅田将暉はもちろん、ヒロインの伊藤沙莉の出演も取り付け、そればかりか映画化の話も持ち上がっているという。
続編決定の報道に、ネットでは早くも「えー! もう決定したんだ」「続編決定が事実だったら本当にうれしい」「続編があるなら見たい」など、期待の声が寄せられている。
ヒットに気をよくしたのか、フジテレビが4月期からレギュラードラマ枠を4枠から5枠にすることも明らかになった。
「フジテレビは、水曜午後10時枠に新たなドラマ枠を増設。4月13日から間宮祥太朗が主演を務めるドラマ『ナンバMG5』がスタート。男性ターゲットの“水10”は、『よりコンセプチュアルにすることで、既存枠と差別化を図りながら、視聴者に深く刺さるエキサイティングなドラマをラインナップしていきたい』と中村編成部長は話しています。フジテレビは昨年11月、満50歳以上、かつ勤続10年以上の社員から希望退職者を募り、その退職者リストが漏洩するなどのアクシデントにも見舞われましたが、業績をV字回復させる秘策こそドラマ。制作費がかかりますが、動画配信サービスを利用する視聴者も増えています。さらに続編や映画化が決定した場合は、過去の作品の視聴も伸びるというわけです」(女性誌記者)
果たして、このドラマがフジテレビV字回復の起爆剤となるか。成り行きに注目したい。
(窪田史朗)