お笑いコンビ・品川庄司の庄司智春が4月25日放送の「主治医が見つかる診療所」(テレビ東京系)に出演し、鶏のササミが原因で痛風になってしまった過去を振り返った。
この日、番組では「病気の意外な原因判明」と銘打ち、日常生活における些細な行動が様々な病のキッカケになってしまうメカニズムについて解説。その中で、“筋肉芸人”として知られる庄司は、高タンパク&低脂質でダイエッターから大人気の食材である鶏のササミを過食したことで痛風になったと明かした。
2018年6月のイベントにて、「実は僕、痛風になりまして」と告白した庄司。「鶏のササミばっかり食べてたら、それがダメだったみたいで」と、医者から「鶏のササミの食べすぎ」と「過度な運動」を主な原因として指摘されたという。
痛風の原因の一つに挙げられるのは尿酸値を高める「プリン体」の存在だが、鶏のササミには100グラム当たり153ミリグラムのプリン体が含まれている。筋肉芸人には必須の食材ではあるものの、300グラムを摂取すると、1日のプリン体の目安量である400ミリグラムをオーバー。さらに、毎朝5キロ走ることを日課としていた庄司に関して、医師は「5キロ以上のランニングも尿酸が上がりやすいとされている」と説明していた。
「コロナ禍のダイエットブームも相まって、コンビニには鶏のササミに関連した低カロリーのヘルシーな商品がズラリと並んでいますが、サラダチキンを3パック食べると一気にプリン体が400ミリグラムを超えるという意外な事実が紹介されています。庄司の場合、2018年当時には1日3食をササミにしている日も多かったため、極端なケースといえますが、ササミのほか、過度な運動も尿酸値の上昇を招く場合があるとの説明に対し、ネットには『ササミって低カロリー高タンパクでいい食材だと思ってたんだけどプリン体は盲点』『鶏ムネ肉などのタンパク質を毎日摂っていますが、ちょっと不安になりますね』『自分も割と運動するほうで、尿酸値は常に高いです。同じような原因かもしれない。こういう方、結構多いと思います』と心配する人や、『結局はバランスよくってことでしょ。どんな食材だってそればかりを食べすぎるのはよくない』『健康運動指導士です。これを見て、運動しない理由を探していた方が、さらに運動不足にならないか心配です。番組で医師の方がおっしゃっていますが、ほとんどの運動は、何かしらのメリットがありますのでぜひ続けてください』『その程度で痛風とかになるなら世のボディビルダーやフィジーカーはみんな痛風になるはずだよ!』『運動せず、好きな物を腹いっぱい食べてたらカラダ悪くなるけど、運動し過ぎで食事制限しても悪くなる、、、難しいな』など、様々な反響が寄せられました」(テレビ誌ライター)
各々の体質によっても異なる可能性があるため、まずは偏りのないバランスの取れた食事を心がける必要がありそうだ。
(木村慎吾)