7月14日に発売された「週刊文春」が、EXILEが所属する事務所「LDH」の社内で陰湿なイジメがあったことを報道し、大きな波紋を呼んだが、彼らのファンはむしろ反発しているという。
「あのイジメのようなことが日常茶飯事に行われているようなら、もっと前から噂されていたはずだというのがファンの意見ですね。15年度入社の新入社員は半年足らずで全員辞めているということですが、上下関係はあるでしょうが、最近の業務展開からして仕事がきつくて辞めた可能性は高い。一方だけの意見ではファンが納得できないのもわかります」(週刊誌記者)
社名のLDHは『Love,Dream,Happiness』の頭文字をとったものだが、週刊誌の報道が真実ならば、とても愛と夢と幸せのために働けるような場所ではないはず。しかし、報道があってからファンの結束は強くなっているようで、「死ぬほど忙しいはずなのにイジメとかあるわけないと思う。酒の席の悪酔いレベルじゃないの?」「上下関係は当たり前だし、告発した人が社会をナメすぎ」「あの優しいHIROさんが社長なんだよ。いじめられた社員が根性ないだけでしょ!」など、報道などどこ吹く風だ。
「LDHの社長はご存知、元EXILEのパフォーマーHIRO。そのHIROを全メンバーが“HIROさん”と呼び、絶対的な忠誠心を持っています。ある意味、ファンも同じような気持ちのようで、大きくなっていくLDHへの一部の横やりをあまり快く思っていないようです。それを吹き飛ばすような映画のヒットも、ファンの気持ちの表れかもしれません」(前出・週刊誌記者)
確かに上下関係の厳しい“かわいがり”は大手の企業にはどこにでもある。この手の報道が続けば世間の見方も変わるかもしれないが、現在のところ、HIROのリスペクトされる人格はメンバー、社員、ファンにも絶対的のようだ。
(田中康)