フリーアナウンサー・大橋未歩が現在とはギャップのある意外な過去を打ち明けた。明るく見える人間性とは裏腹に、学生時代は無口で引きこもりだった時期もあったという。
6月22日放送の「5時に夢中!」(TOKYO MX)では、「封印したい過去」がトークテーマに。タレント・松田ゆう姫は、進路に悩まされたという高校時代に「1年半くらい引きこもっていた」と告白し、周囲からは「モグラ」などと呼ばれていた時代を振り返った。
すると、大橋もまた「私も引きこもっていて」と学生時代の引きこもりの経験を打ち明ける流れに。キッカケは、親のツボを割ってしまったことによる関係悪化で、それ以来「引きこもりになっちゃって。友達もいないし」と説明。よって、大橋がアナウンサーの世界に進んだことを当時の友人らは驚くようで、「ほんまに無口やったやん」と言われるのだという。
また、引きこもっていた時期には、「家族に“ゴキブリ”って言われてた」とも告白。あまりに衝撃的なニックネームに共演者も驚きの反応を上げていた。
大橋は昨年2月放送の同番組でも、「あなたは今、親に心配をかけていませんか」とのテーマの中で、「私、引きこもっていた時代は、かけていたと思いますね」「高校の時に2年くらい、学校に行く意味がわからなくなってしまって、引きこもっていた時に母親の白髪がどんどん、どんどん増えて。人間って、こんなに短期間に真っ白になるんだなって思ったことがあります」と打ち明けている。
「20年秋に若者の引きこもりにスポットを当てたNHKドラマ『こもりびと』が放送された際には、大橋は同タイトルのハッシュタグを添え、『刺さりまくる。こもっていた時は人を測る物差しが、偏差値以外にもあるってわからなかった』と書き込んでいました。続けて、『大人になった今、人を評価する基準なんて人の数ほどたくさんあって“好きなことに愛情持って取り組んでるかっこいい大人”にたくさん会った。だから自分を好きになれた。親の気持ちを今知る』と綴り、人との出会いによって、考え方や価値観にも変化があったようです。
昨年の『5時に夢中!』では、引きこもりの過去を明かした大橋に対し、MCのふかわりょうが『ずっと日の当たる道を歩いてそうで、意外と闇に‥‥』と驚いていましたが、ネットにも『こんなに活躍された人でもそんな過去があったということで、引きこもっている人が少し救われればいいんじゃないか』との声や、『よく社会復帰されたなと感心します』と、その後の活躍を讃える反応もありました」(テレビ誌ライター)
「ゴキブリ」という呼称は大橋にとってもショッキングなものだったに違いないが、今ではそうした過去を自分の口から語ることができるようになり、貴重な経験として昇華できているのかもしれない。
(木村慎吾)