企画構想から15年、製作期間10年、総製作費20億かけて贈る映画『GAMBA ガンバと仲間たち』。10月に公開される本作は、『ALWAYS 三丁目の夕日』『STAND BY ME ドラえもん』など数多くの大ヒット邦画を世に送り出して注目を集めている映像製作会社「白組」が手掛け、声優にはガンバ役を人気声優・梶裕貴が、ヒロイン・潮路役を邦画では声優初挑戦となる女優・神田沙也加が担当することが発表されている。
神田といえば、昨年大ヒットした映画「アナと雪の女王」でアナの吹き替えを演じ好評を博したほか、昨年末の「NHK紅白歌合戦」では、英語版でエルサを演じたミュージカル女優イディナ・メンゼルと共演し、主題歌「レット・イット・ゴー」を熱唱。あらためてその高い歌唱力を見せつけた。
そんな神田が、自身初のスタイルブック「Dollygirl」の中で「おもちゃのマイクを持ってステージごっこをよくやっていたみたい。歌うことが好きだったんでしょうか」と幼い頃の思い出を綴るも、母親である松田聖子が大物歌手だったことから、「同じ道を選んでも比較されてつらい思いをするだろう」と、歌手になることを反対されていたことを明かして話題となった。
世間では、沙也加をここまで育ててきたのは聖子であるかのように見られているが、実は幼い沙也加を陰でしっかり支え続けてきたのは、父・神田正輝のほうだったという。
芸能ジャーナリストがこう話す。
「85年に神田と結婚した聖子は、翌年に沙也加を出産。この頃、アメリカ進出を考えていた聖子は、頻繁に渡米するようになります。そんな中、89年2月にニューヨークで近藤真彦との密会写真が撮られた。しかし、そんな聖子を信じ、支えたのが神田でした」
90年に全米デビューを果たした聖子だが、結果は失敗。その後、再トライするために渡米するも、今度はジェフ・ニコルスやアラン・リードとのスキャンダルが発覚。結局、神田と97年に離婚し、歯科医師と再婚したのちに離婚。その間、3度目の全米進出にも挑んだが失敗した。
「沙也加は聖子の両親と同居していましたが、聖子が渡米するたびに面倒を見ていたのは神田でした。40代の男盛りだったのに、仕事が終わるとまっすぐ沙也加のもとへ行き、彼女が寝るまでつきっきりでした。スキャンダルまみれの聖子を母に持ちながら、沙也加がまっすぐ育ったのは、父親の愛あってこそなんです」(前出・芸能ジャーナリスト)
現在の沙也加の活躍に、神田も陰ながら喜んでいるに違いない。