重大発表とは結婚ではなく、まさかのラーメンだった! 人気ユーチューバーのHIKAKINが4月27日夜に公開した動画にて、新ブランド「HIKAKIN PREMIUM」の立ち上げを発表。その第一弾としてカップラーメン&カップ飯の「ミソキン」を5月9日にセブン・イレブン限定で発売することを明かした。
ミソキンの開発には1年もの期間を費やし、渾身のCM映像には自腹で1200万円をかけたと告白。総額500万円のプレゼント企画も実施するなど、ミソキンの発売には相当な想いがこもっているようだ。
そんなHIKAKINは、自分がどれほどラーメンが好きなのかを力説。子供のころから人生で一番好きな食べ物がラーメンだと語り、上京後の下積み時代には「本当に辛かった時も、あきらめそうだった時も、大好きなラーメンに救われた」と振り返っていた。
その想いは、本当にこだわったというパッケージにも明記。そこには「僕の下積み時代を支え続けてくれたのは、ラーメンでした。人生が変わるその日も、ラーメンを食べてました。そんな僕が考えた元気の出る一杯です」とのメッセージが記されている。
だがHIKAKINには、それほど大好きなラーメンさえも口にすることのできない極貧な下積み生活を送っていた時期があるという。しかもその時期は4年間にも及んでいたというのだから驚きだ。
「2018年に受けたインタビューでHIKAKINは、高校を卒業して新潟から上京した当時の思い出を語っています。上野のスーパーに入社した彼はビートボックスに打ち込んでおり、将来はビートボックスで食べていきたいとの夢を実現すべく、貯金に励んでいました。そのためにとにかく食費を削りまくっていたのです」(ネット系ライター)
上京当初のHIKAKINは、勤めていたスーパーで値引きシールの貼られたパンを買って食いつないでいた。最初の1年には動画制作用のビデオカメラとパソコン、ストリートライブ用のスピーカーを購入し、貯金は10万円にとどまっていた。その翌年からひたすらお金を節約する生活を続けたというのである。
「当時の食生活は、朝食がコンビニの肉まん1個だけ。勤務先のスーパーには社員食堂があったので、昼と夜は最も安い200円の定食を食べ続けていたそうです。休日には社員食堂に行けないので、業務用のそばを買い込んでおき、社員寮で食べていたのだとか。それほど倹約ができたのは『お金が減るのが辛かった』という思いからだったそうです」(前出・ネット系ライター)
それでもたまにはラーメンを食べていたのでは? と疑いたくなるところ。だがHIKAKINは2012年1月にスーパーを辞めて専業ユーチューバーになったことに関して、「一度だけ、奮発して昼を牛丼屋さんで食べた」と明かしている。それがスーパーで4年間働き続けたなかで、最初で最後の外食だったというのだ。
自分の夢と語るほどに大好きなラーメンでさえ、4年間も我慢し続けてきたHIKAKIN。それゆえユーチューバーとして全国的な知名度を得たいま、最初に立ち上げたオリジナルブランドがラーメンだったのも納得だろう。