5月4日からNetflixで配信しているドラマ「サンクチュアリ‐聖域‐」。親の借金で貧しい生活を強いられ、不良となった主人公(一ノ瀬ワタル)が相撲部屋にスカウトされ、その荒くれた性格が故に格式を重んじる角界を揺るがしながらも、のし上がっていくというストーリー。世界50以上の国と地域で、Netflix配信作品ランキング「今日のシリーズTOP10」入りし、さらに日本の「今日のシリーズTOP10」入りで1位となるほどの人気ぶりを見せている。
「ドラマの見どころは、『リアルな描写』で、劇中の両国国技館内部のシーンはセットですが、本物と見間違えてしまうほど。古い体育館を改装して再現したんです。キャスト陣も豪華で、主人公が部屋入りする相撲部屋の女将役として小雪、関取を夢見るも体格に恵まれないもやしっ子・清水役に染谷将太、主人公の母親役に余貴美子、名門・龍谷部屋の龍谷親方役に岸谷五朗など、そうそうたるメンバーが顔をそろえています」(テレビ誌記者)
そんな中、同ドラマで存在感を示したのが、主人公・猿桜が所属する猿将部屋の親方役のピエール瀧だ。
「瀧が扮する猿将親方は、現役時代は猿風の四股名で大関まで上り詰めた名力士として知られ、相撲界の古い体質そのものの厳しい稽古で力士を鍛えあげます。猿桜が10代の頃からその強さに目をつけ、スカウトする際には『土俵にはね、金・地位・名誉、全部埋まってるんだよ』と財布から大量の札束をちらつかせて勧誘するというシーンがあります」(前出・テレビ誌記者)
このピエール瀧の演技がネット上で大絶賛。「ピエール瀧の演技が最高!」「親方を演じてるピエール瀧がめちゃくちゃいい」などと大きな反響を呼んでいる。
「瀧は2019年3月に法律違反の薬物を巡る取締法違反容疑で逮捕。懲役1年6カ月、執行猶予3年の有罪判決を受けましたが、昨年7月に執行猶予期間が明けました。今回の『サンクチュアリ‐聖域‐』で、完全復帰したと言っていいでしょう。現在再放送されているNHK朝ドラ『あまちゃん』では、瀧が出演するシーンがカットされるのではないかと心配する声も上がりましたが、4月3日配信の『週刊女性PRIME』によると『すでに執行猶予期間を終え、芸能活動を再開していると承知しています。カットせず放送します』とNHKの見解を報じています」(芸能記者)
「サンクチュアリ‐聖域‐」の主人公のように、どん底から這い上がってきたピエール瀧。これからの活躍が楽しみだ。
(窪田史朗)