アキが売れっ子になっているのはどうやら本当だったようだ。
8月18日に再放送されたNHK連続テレビ小説「あまちゃん」第119回では、ヒロインの天野アキ(能年玲奈)に彼氏ができたことを、マネージャーの水口(松田龍平)が見抜く様子が描かれた。
予備校のCMキャラクターに選ばれたことにより、1年間は彼氏禁止となっていたアキ。しかしその直前にアキは高校の先輩で、現在は無頼鮨で板前見習いをしている種市(福士蒼汰)と交際を始めていた。もっともキスもしていない清すぎる交際ではあるが、お互いに相手を彼氏・彼女と認識している立派な男女交際だ。
「誰にも内緒にしていた交際ですが、水口は雑誌に掲載されたアキのグラビアを見て、彼氏がいることを見抜いていました。かつてオフィスハートフル社長の荒巻(古田新太)から、アイドルは男ができると顔つきが変わると教わっていたからです」(グラビア誌ライター)
水口によると、彼氏ができたアイドルには「口元が緩む」「目の瞳孔がひらく」「焦点が合わなくなる」といった特徴が発現するのだとか。その特徴がアキのグラビアにはすべて現れていたというのである。
たしかに映像でもアキのグラビアでは、水口の指摘する要素が見て取れた。マネージャーの眼力恐るべしと言ったところか。
その一方で、別の意味でアキのグラビアに注目した視聴者も多かったようだ。もちろん、アキ(能年)自身のあふれ出る可愛らしさに目を奪われるという要素も大きいものの、それ以上に駆け出し中のタレントとしては大きすぎる扱いに驚かされたというのである。
「このグラビア、相当に金がかかっていることが分かります。海女さんの衣装を撮るためにわざわざ海に出かけており、スタジオ撮影+ロケ撮影という贅沢な構成はそれだけでもコストが莫大。しかも私服のシーンでは少なくても5着の衣装を身に着けており、これもタレントのグラビアとしては異例なほどのバリエーションです。雑誌側がこのグラビアに掛ける力の入れようがありありと伝わってきます」(前出・グラビア誌ライター)
海女さんの衣装はおそらくアキ側の自前だが、その衣装に映える海の光景は東京近郊では撮影できないレベル。よもや岩手ロケしたとは思えないが、東京からは相当な距離を遠出する必要があるのは明らかだ。
「もっとも当時の能年をグラビア撮影できるなら、これだけ力を入れるのも当然でしょうね。彼女にはそれだけの美しさと魅力が満ち溢れていました。『あまちゃん』の制作陣も、このグラビアを楽しく撮影していたに違いありません」(前出・グラビア誌ライター)
このグラビアだけでも別に売ってほしい! そう願う視聴者も少なくないことだろう。