9月9日放送「人生最高レストラン」(TBS系)では、KinKi Kids・堂本剛がジャニーズ事務所に在籍したばかりの10代で「心が壊れた」瞬間を振り返っている。
同番組でのトークによれば、剛は、出身地の奈良県にかなりの愛着があり、小学6年生でジャニーズ入りした後も、新幹線で奈良と東京を行き来する生活が続いた。中学2年になり、ついに上京することになった際には「ここを離れるのかと思ったら、苦しくなってしまって」と回想。“寂しすぎて泣いてしまう”との理由から、友人らには転校当日に上京を伝え、「泣いている人もいたし、『頑張れよ』って言ってくれる人もいた」という。
そもそも、剛には東京への憧れも強くはなく、「奈良のほうが落ち着くんです」とのことで、「その時、心を壊し始めている時ですね」と告白した。「いろいろな仕事をさせてもらっていて、その中で『この人にこういうこと言われるんや』とか、大人も同世代の人もいますし」と人間関係で悩みを抱えていたことを示唆すると、「そういう人が嫌になっていた。人を信じるのが本当に下手くそになっちゃいました」という。
続けて、剛は「人って勝手に傷つかないんで。傷つく理由からあるから、傷ついていて」と語り、「僕はパニック症もあったから、めまいがすごかったり、体温調節できないとか、呼吸しにくいとか。そういうのがいろいろと襲ってくるので、今みたいにデータもあまりなくてすごい大変でした」と、病と闘う日々を振り返っていた。
「剛は2014年に発売した著書『ココロのはなし』などでも、自身のパニック障害に至る経緯などを説明しており、仕事のため上京した15歳の頃から始まっていたと告白。また、ドラマや映画の撮影が絶え間なく続き、あまりに多忙な10代の日々を過ごしたことも要因の一つとされますが、ネットでは、上京直後にスタートしたジャニーズ合宿所生活が原因ではないかと勘繰る声が出ています。9月7日には、ジャニーズ事務所が会見で創業者・故ジャニー喜多川氏による40年に及ぶ多数の所属タレントへの性加害を認めたばかり。そのため合宿所生活が始まった途端の剛の“精神の不調”に関して、『彼が悩んだ原因の全てをジャニーに押し付けるのは違う』とする声や、『今この時にこのコメント』としたうえで、ジャニー氏と何か関係があると思われても仕方がないといった内容の指摘がありました」(テレビ誌ライター)
剛自身、メンタルを病んだ原因には、“堂本剛を演じることのツラさ”や多忙な日々を挙げているが、タイミング的にどうしても憶測をはたらかせてしまう人もいたようだ。
(木村慎吾)