9月30日深夜放送の「ゴッドタン」(テレビ東京系)で放送された「コンビ愛確かめ選手権」に出場したお笑いコンビ・アンガールズの田中卓志と山根良顕のそれぞれの性格が浮き彫りになったやりとりが注目されているという。
この日の放送でアンガールズの2人は「コンビでいちばん怒った瞬間は?」という問題が出され、山根の回答を田中が予想。見事2人の回答が一致すれば「コンビ愛が深い」と判定される。田中は山根の回答を「NHKのお笑いコンテスト」と予想。観客の笑顔を機械で判定して勝者を決めるというもので、この時、アンガールズは優勝。しかし、田中によれば、大会で審査委員長のポジションを務めたベテランアーティストは「オレはね、バイきんぐのほうがおもしろかったよ」と表彰式でコメントしたそうだ。田中はこのコメントをボケだと思ったため「おかしいでしょ」とツッコミを入れたが、そのベテランミュージシャンは「マジだよ、バイきんぐのほうがおもしろかった」と譲らなかったと説明した。
田中はその後、別の大会でも審査委員長だった高田文夫から「オレはキングオブコメディのほうがおもしろかった」と言われたことがあるとトークを展開。
結局、山根が回答したのはこちらの「高田文夫のエピソード」だった。田中が回答としたのは「ベテランアーティストのエピソード」だったため、問題としては不正解になった。
すると山根は田中の回答に対し「そっち(の大会)もイラつきました。泉谷しげるさんね」と何の躊躇もなく実名を暴露したのだ。田中は「ちょっと待てよ! 伏せてんだから、おれが!」と絶叫。スタジオ内は爆笑に。
山根はさらに「ミュージシャンだとしても、オレはその現場で、まず勝者を称えないのがイラついて。まだ許してないです」とコメント。高田のエピソードに対しては、その後、ラジオで共演したことがあり「謝ってくれました」と和解済みだと説明した。
ここで田中が「なんで、最初『ベテランミュージシャン』って言ったのに」と山根が実名を暴露したことに肩を落とすと「なんで伏せないといけないのかがわからない」と、実名を伏せようとした田中に意見したのだ。
「ネット上では『山根カッケー』『忖度する田中、忖度しない山根。そら田中のほうが仕事多いわけだ。でもオレは山根に1票』『田中のほうがおもしろいかもしれないけど、信用できるのは山根』『山根を見る目が変わった。これからは田中より山根が重宝されてほしい』など、山根を称賛する声が相次いでいるようです」(女性誌記者)
昨年3月28日放送の「しゃべくり007」(日本テレビ系)でも「芸人崩れの占い」として、島田秀平、ゲッターズ飯田の名前を挙げ、「占いは大抵当たる。誰にでも当てはまることを言い、外れても『私のアドバイスであなたが気を付けていたから、そういうことが起こりませんでした』で済まされる。両方正解になることを言う」と論理的に説明して糾弾した山根。この“忖度しなさ”ぶり、今後ますます脚光を浴びるかもしれない。