「体のメンテナンス」は想像以上に時間を要することになりそうだ。俳優・神田正輝が12月2日、自身がMCを務める生放送の旅番組「朝だ!生です旅サラダ」(テレビ朝日系)を3週連続で欠席している。
この日、番組レギュラーの女優・松下奈緒は冒頭、「神田さんは体のメンテナンス中で、しばらくお休みをいただくことになりました」と伝え、3週目の欠席となった神田が当面の間、出演を控えることになると報告した。その表情は、努めて明るく報告しようとしているようにも見えたものだった。
神田は11月18日、25日の放送も欠席。その際、番組宛てのメッセージで「おはようございます。私、神田正輝は本日いません。72歳で初めて体のメンテナンスをすることになりました。きちんとメンテナンスをして、すぐ戻ります」と説明していた。
1997年4月より、神田は、草野仁に代わって総合司会に就任。以降は四半世紀もの間、、土曜の朝の顔としてお茶の間を盛り上げてきた。
「元気な神田の姿をバラエティ番組で見られる貴重な枠だった『旅サラダ』ですが、雲行きが変わってしまったキッカケが、2021年12月18日に突如訪れた、愛娘・神田沙也加さんとの別れです。元妻で歌手の松田聖子との間にもうけた沙也加さんはこの日、滞在先の札幌市内のホテルから身を投げて急逝。21日、神田は松田と現地へ赴き、市内の斎場前で報道陣の前に姿を現し囲み取材に応じました。しかし、その後の神田は『旅サラダ』へ出演するたびに激ヤセ姿が心配され、まるで別人のように疲れ切った容姿へと変化。愛娘を突然失った悲しみは周囲の想像以上に大きかったのか、気丈に振る舞おうとする様子もまた、視聴者からは心配されていました。今回、“体のメンテナンス“を理由に当面の番組欠席が発表されたことに対し、ネットには『遂に限界が来たか…』『週を追うごとに痩せて老け込んでいく様子を見るのが辛かった』『頑張ってここまで出演しただけでも立派です。でも、無理をせず、辛い時はしっかり休んでほしい。誰も責めませんよ』『メンテナンスの完了、いつまででも待ちます。元気になって下さいね』と、休養決定にむしろ、しっかり体調を整えてほしいと気遣う反応もありました」(テレビ誌ライター)
沙也加さんとの別れからもう2年が経とうしているが、神田の心には“メンテナンス“が追いつかないほどの深い傷ができてしまったことは想像に難くない。時間がかかったとしても、「旅サラダ」ファンは神田の完全復帰が叶う日を待ち続けるだろう。
(木村慎吾)