趣里がヒロインを務める朝ドラ「ブギウギ」(NHK)。第11週では、ヒロイン・スズ子の大ファンで、やがて恋に落ちる村山愛助(水上恒司)が登場。恋の予感に視聴者も大いに期待を寄せているようだ。
「東京ブギウギ」を始め数々の名曲を歌った笠置シヅ子がヒロイン・福来スズ子(趣里)のモデルで、終戦直後の傷ついた日本を明るく照らすヒューマンストーリーを描く「ブギウギ」の舞台はいよいよ戦時中へ。
太平洋戦争が始まり、スズ子たちは地方巡業を重ねる。愛知の劇場を訪れた際、スズ子の大ファンだという学生・村山が強引に連れて来られて楽屋にやってくる。同じ旅館に泊まった村山はスズ子たちと食事をともにして、関西へ向かう汽車の中でも再会。スズ子の歌声に聞き惚れる村山の姿にネットでは「爽やかな風が吹いた」「ハニカミ笑顔にキュン』『学ランも端正な顔立ちの水上くんによく似合ってた。今の若手俳優でここまで学ランや軍服が似合う人いない気がする』といったコメントが寄せられている。
水上は2018年の金曜ドラマ「中学聖日記」(TBS系)で、岡田健史の名前でヒロイン・有村架純の相手役で俳優デビュー。21年に大河ドラマ「青天を衝け」(NHK)で注目されると、同年の日本アカデミー賞で新人俳優賞を獲得。スターダムを駆け上がってきた。
「水上は今作で起用される理由について『“ブギウギ”のスタッフには、“青天を衝け”の時のメンバーの方々もいらっしゃって、“青天を衝け”の自分を評価してくれて今回出演させていただくことになり、引き締まる思い』と意気込みを語っています」(芸能ライター)
今年7月期の月9ドラマ「真夏のシンデレラ」(フジテレビ系)では、医師でライフセーバー役の早川宗佑を好演。現在公開中の、福原遥とのW主演映画「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」では、太平洋戦争末期の特攻隊員・佐久間彰役を演じている。
「2020年、水上は『石原裕次郎新人賞』を受賞。映画で共演した綾野剛は水上について『昭和の薫りがする』と表現しています。そういった意味でも、今回の役どころはピッタリではないでしょうか」(女性誌記者)
今回のハマり役で、ブレイクすることは間違いなさそうだ。
(窪田史朗)