木南晴夏が主演を務めたドラマ「セクシー田中さん」(日本テレビ系)が12月24日、最終回を迎え、世帯平均視聴率は5.6%だった。
TOEIC900点超えで税理士の資格を持つハイスペックな経理部の独身40歳OL・田中京子(木南)は、引っ込み思案で、友達も彼氏もできたことがない地味な女性。だが、夜になるとペルシャ料理店「Sabalan」で、ベリーダンサーのSaliとして踊っている。
そんな田中の裏の顔を知った会社の後輩・倉橋朱里(生見愛瑠)や笙野浩介(毎熊克哉)らは、だんだんと田中の魅力に惹きこまれていく。
放送直後から、木南演じる田中の地味女の昼の顔と、派手な化粧と衣装で艶めかしいダンスを踊る夜の顔のギャップが話題になっていた。不幸にならないためのリスクヘッジに邁進して“婚活”する若い派遣社員の倉橋が田中に魅せられ、生き方にも影響を受け、人として成長する姿も共感を呼んだ。一方、女性に対する偏見だらけの“時代遅れ残念男”な笙野は、自分の価値観さえも田中によって覆され、魅力を感じるようになる。そして、倉橋に思いを寄せるイケメンチャラ男の小西一紀(前田公輝)。この4人の恋が交錯する先に、大団円が待ち受けているのかと視聴者は期待していたのだが…。
「最終回は拍子抜け。ここまで楽しんできたドラマだけにこの終わり方は納得いかない」「なんか、かなりふんわりした終わり方で消化不良」など、納得のいかない最終回となったようだ。
「原作漫画は現在も連載中なので、4人の恋の行方に結論を出さなかったのでしょう。ですがドラマとして“これで終わり?”というラストシーンには、驚きました」(テレビ誌ライター)
原作が未完結ゆえの結論のない最終回は残念。いつかスカッとするような続編か特別編の放送を期待したい。