【セクシー田中さん】日本テレビ「芦原妃名子さん急死」のコメントに「最悪の対応」指摘の核心ポイント

 人気漫画家の突然の死に衝撃が走っている。

 昨年、日本テレビ系列でドラマ化された漫画「セクシー田中さん」の作者の芦原妃名子さんが1月29日に栃木県内で遺体で発見。亡くなった様子から自殺とみられている。

 訃報を受け、同作を出版する小学館は「先生の生前の多大なご功績に敬意と感謝を表し、謹んでご冥福をお祈り申し上げます」と追悼文を公表。遺族からも「突然、最愛の家族を失い、私たちは茫然自失のただ中におります」「どうぞ、今はそっとしておいていただき、静かに見守っていただければ幸いです」とのコメントが発表された。

 亡くなる直前の1月26日、自身のブログとXで「セクシー田中さん」のドラマ化を巡るトラブルについて綴っていた芦原さん。

 事前に「必ず漫画に忠実に」との要望を出したものの、ドラマの脚本が大幅に改変されていたことから、9話と10話の脚本をみずから担当したことを説明していた。

 テレビ誌ライターは「芦原さんがSNSで説明を行わざるを得なくなった背景には、ドラマ『セクシー田中さん』で脚本を担当した脚本家・相沢友子さんによる昨年末のインスタグラム投稿があるのでは」と語る。

「最後は脚本も書きたいという原作者たっての要望があり、過去に経験したことのない事態で困惑しましたが、残念ながら急きょ協力という形で携わることとなりました」と、綴っていた相沢さん。

「芦原さんの死を受けて、SNS上では相沢さんへの誹謗中傷が相次いでいますが、そもそも悪いのは芦原さんの要望をないがしろにした日本テレビ。制作の過程について今後の検証が求められるのは当然ながら、死去が判明した直後の対応は最低としか言いようがありません」(前出・テレビ誌ライター)

 同局はドラマ「セクシー田中さん」公式サイトで「映像化の提案に際し、原作代理人である小学館を通じて原作者である芦原さんのご意見をいただきながら脚本制作作業の話し合いを重ね、最終的に許諾をいただけた脚本を決定原稿とし、放送しております」との文章を掲載。

「責任逃れに走らず、まずはお悔やみのコメントだけを載せるべきでした」(前出・テレビ誌ライター)

 局の体質が問われている。

(塚原真弓)

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