「ヤーコン」という野菜をご存知でしょうか? 見た目はさつまいもやじゃがいも風なのに、食べるとシャキシャキとした歯触りと、ほのかな甘みがあるキク科の根菜です。口コミでは「甘みの少ない梨のよう」という声があります。
そんなヤーコン、わざわざ買って食べる意味はあるの?と感じるかもしれませんが、実は、便秘やダイエットに向いている食材なんだそう。
「決定版 読むだけで便秘解消おなかスッキリ100のコツ」(主婦の友社刊)の中で茨城大学名誉教授で農学博士の土橋昭雄さんが述べていますが、ヤーコンはフラクトオリゴ糖を豊富に含むことから、ダイエット向きの食材なんだとか。甘さは砂糖の40%ほどで、他の糖質とは異なり胃や小腸で分解されず大腸にたどり着くため、血糖値の上昇を抑えて太りにくいそう。
また、フラクトオリゴ糖は、大腸の中でビフィズス菌を増やして腸内の働きをよくする働きがあるため、便秘の解消にも効果的なんだそうですよ。
ヤーコンの栄養素を丸ごと取りたい人は生食がオススメとのこと。汁物にすると栄養素が溶け出てしまうので、煮汁も一緒に飲むのが◎。熱を加えるとフラクトオリゴ糖が減少してしまうので、加熱は手短にすることがポイントのようです。
サラダや炒め物にしたり、ハンバーグに混ぜたりするのもよさそうです。スーパーなどで見かけたら、いちどは試してみるのもよいのでは。