俳優の松村北斗と女優の上白石萌音がW主演する映画「夜明けのすべて」が2月9日に公開され、4日間で観客動員13万人を突破。早くも大ヒット間違いなしの声が上がっている。
この映画は、瀬尾まいこ氏の同名小説が原作。月に1度、PMS(月経前症候群)でイライラが抑えられなくなる藤沢さん(上白石)と、パニック障害を抱える同僚の山添くん(松村)が出会い連帯していく物語だ。全国222スクリーンで公開され、4日間の興行収入は1億8620万円を突破。満席回が続出し、TOHOシネマズのアンケート調査によると、観客のうち90%以上が「非常によかった」「よかった」と回答しているという。
今作は、すでに「第74回ベルリン国際映画祭」にも正式に招待されているというが、主演の2人といえば、2021年度下半期の朝ドラ「カムカムエヴリバディ」(NHK)で夫婦役を演じて話題になったことが記憶に新しい。今作の大ヒットで松村北斗と上白石萌音が“令和のゴールデンカップル”になるのではないかという期待も高まっている。
「のちに結婚した、山口百恵と三浦友和がかつて称された“ゴールデンカップル”になぞらえて、“令和のゴールデンカップルだ”と話題に上った2人としては、昨年の朝ドラ『らんまん』で夫婦役で共演し、現在世界で140億円の興行収入を記録している映画『ゴジラ‐1.0』でもタッグを組んだ神木隆之介と浜辺美波。そして昨年、映画『私の幸せな結婚』や金曜ドラマ『トリリオンゲーム』(TBS系)で共演した目黒蓮と今田美桜も有力とされています。さらに公開10週目を迎え、今なお全国映画動員ランキングのベスト10にランクインしている映画『あの花が咲く丘で、君とまた会えたら。』で共演している水上恒司と福原遥も浮かびますが、ともに朝ドラで共演した松村&上白石、神木&浜辺コンビが一歩リードしているのではないでしょうか」(芸能ライター)
2人は2月10日に行われた映画の公開記念舞台挨拶に登壇。三宅唱監督からの手紙が代読され、「2人のコンビネーションは最高でした。この映画の上白石萌音が最高だったのは、相手が松村北斗だったからであり、この映画の松村北斗が最高だったのは、相手が上白石萌音だったからです」と賛辞が送られている。
はたして、“令和のゴールデンカップル”となり、百恵・友和のような輝くゴールを迎えるカップルは、この中から出るだろうか。
(窪田史朗)