新垣結衣主演ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」(TBS系)の視聴率が前回第7話の13.6%から16.1%にジャンプアップし、高視聴率ドラマと言われた「相棒」(テレビ朝日系)を抜いた。
「これは、録画して観ていた視聴者が、オンタイムで観た結果だと思う」と、テレビ誌ライターは分析する。
視聴者は、このドラマのどこに魅力を感じているのだろうか? テレビ誌ライターが続ける。
「視聴者からの意見で多いのは『生真面目な人同士の恋愛ドラマって良いね~』など、“恋愛下手な2人”に心が動かされている。このところ、ドロドロの不貞ドラマで盛り上がっていましたが、実際には『逃げ恥』の2人のように、恋愛に不器用な人が多いのではないか。だから、共感できる。草食系男子と言われる男たちは“ここで、抱きしめたい”とか“キスしたい”と思ってもなかなかできない。逆に女は“今抱きしめてくれたら”とか“キスしてくれたら”と思いつつも言えない。そんな、恋愛のもどかしさを感じている、現代の男女の気持ちをストレートに投影しているドラマだからこそ、支持されていると思います」
ラストスパートに向かって、2人がどんな結末を迎えるのか楽しみな「逃げ恥」。次回はどれほど視聴率を伸ばすかも注目したい。