「奇跡の2人が組んでくれた。天才と天才ってこういうことかっていう…」
昨年586本のテレビ出演回数を誇るお笑いコンビ・麒麟の川島明をして、そう言わしめたのが霜降り明星の2人、粗品とせいやだ。
放送作家・佐久間宣行氏のYouTubeチャンネルで恒例となっている「嫉妬した芸人ベスト10」に参加した川島は、「もうただのファンです、彼らに対しては」と霜降り明星を1位に挙げて、こう言うのだ。
「お互いがオフェンスなのに、お互いの領域を脅かさず、ボケとツッコミを入れ替われる」
なによりM-1の優勝と粗品のR-1優勝、そしてせいやもR-1で決勝に進出した実績にも嫉妬するという。また、下半身スキャンダルをものともせず、「裁判に勝って帰ってきてる」とタフな一面も高評価。
粗品に関しては頭の回転が尋常じゃないズバ抜けた才能と褒めちぎり、佐久間氏も「『水曜日のダウンタウン』(TBS系)見てて、松本(人志)さんと粗品が同じタイミングでツッコむこと多くないですか。ちょっと粗品の方が速い時もあるんですよね」と反射神経のよさに驚いていた。
「粗品については、7年先輩のチョコレートプラネット・松尾駿ですら『あまりに才能がありすぎるが故に後輩とは思えずビビっている』と話したことがあり、その実力は同業者でも認められるところ。また、2020年12月に出演した『人生最高レストラン』(TBS系)では、粗品がまだピン芸人だった頃、高校生の漫才コンテストで初めてせいやを見た際の印象を振り返り、『自分以外で唯一面白い存在だった』と告白。せいやは当初、教師になるつもりでしたが、粗品からの『お前とやったらコンビで漫才やりたい!』という猛烈アプローチを受け、コンビを結成。粗品によると、当時は周囲から“何故せいやと組むの?”と不思議がられたそうですが、現在の活躍を考えれば、先見の明があったということでしょう」(テレビ誌ライター)
川島は霜降り明星が出演するラジオ番組「霜降り明星のオールナイトニッポン」についても、「現存するラジオ番組で一番面白い」と絶賛している。
(木村慎吾)