お笑い芸人・陣内智則が「カッコいい」と感動したという先輩・出川哲朗の収録中のエピソードを紹介するも、世間からは“逆に印象悪い”として対照的な反応が飛び交ってしまった。
6月15日、都市伝説系YouTubeチャンネル「たっくーTVれいでぃお」にゲスト出演した陣内は、バラエティの世界で長く人気者として君臨し続ける出川を「オレ大好きやし、ホンマにプロフェッショナルで、男やなと思う」「体も張るし、いまだに全力でロケもされるし、人当たりも良いし」と敬意を込めて絶賛した。
だが、そんな出川が「ある方にボコボコにシバかれてしまった事件がある」と語り始める。発端は、出川が参加した食事会でのこと。そこには何人もの芸能人が出席していたが、1人の既婚者の男性タレントが他の女性と楽しそうに飲んで、親しげに話し込んでいたという。
翌日、出川はその男性タレントと同じ番組収録に臨むことになり、楽屋を訪れて「あの話、してもいいですか?」と食事中の女性との一件をエピソードトークにすることを予告。男性は「ダメだよ、ダメだよ。絶対言っちゃダメだよ、てっちゃん」と拒否したが、出川は「言っていいですか?」と譲らなかった。
結局、出川は本番中にそのエピソードを躊躇なく暴露。その後の展開を陣内は「収録中やったんかな? そのタレントがキレて出川さんをボッコボコにしたんよ」と話し、殴られている最中の出川が「お前、バラエティで“言っちゃダメだよ”は“言ってくれ”の合図なんだよ!」「お前みたいなのはバラエティに来んじゃねぇよ!」と吠え続け、最後まで男性タレントに謝罪しなかったという。
「陣内は、これを出川本人から聞いた話として紹介し、『カッコいい』『男気がある』と芯の通った姿に感銘を受けたようです。話を聞く限り、ふだんはバラエティの畑にあまり参入したことがなかった他分野のタレントに対し、“洗礼”を浴びせたという構図のようですが、ネットでは、これを“カッコいい”とする陣内の心情が『あまり理解できない』として微妙な反応が散見されました。既婚者という立場を気にしたタレントが本当に嫌がっていた“暴露トーク”を容赦なく披露してしまったことに対し、『ウケるなら何をしてもいいのか』『じゃあ本当にダメな場合は何て言えばいいんだよ』『芸人にしか通用しないルールをそれ以外の人に当てはめられても迷惑』などの声が寄せられ、『全然男気があるとは思わない』とする反応もありました。陣内が、そのタレントが出川を『てっちゃん』と呼んでいたように話していることから、親しい間柄であることを、出川が暴露する免罪符のように匂わせてはいましたが、普通の感覚では違和感を覚える意見のほうが目立っていましたね」(テレビ誌ライター)
このタレントが番組でお世話になっている和田アキ子のような人だったら、同じことができたのだろうか。
(木村慎吾)