現役ママたちの投票で選ばれる、一般社団法人日本マザーズ協会主催の「ベストマザー賞」。1年間の集計で決められる理想のママだが、今年で16回目を迎えた。2024年は各部門で丸山桂里奈、peco、優木まおみ、川田裕美、BENIが受賞した。
中でも「芸能部門」のpecoが注目された。元夫はryuchel。2人は結婚後に男児をもうけたが離婚して、ryuchelは昨年、27歳の若さで自死した。pecoは、亡き元夫を思いながら子育てする強いシングルマザーとして共感を集めた。
この「ベストマザー賞」はかねてから、闇が多いことで知られる。過去には主催する日本マザーズ協会の会長に不祥事があった、と週刊誌記者が言う。
「10年前に、当時の協会会長が自宅マンションで妻を殴ってあばらを骨折させ、頭や腕に打撲を負わせたとして松山東署に逮捕されています。夫婦間でトラブルがあったそうで、妻が警察に相談したことから、逮捕に至っています」
歴代の受賞者ものちにトラブルに見舞われる例が後を絶たない。第2回(09年)の「音楽部門」受賞者である元SPEEDの今井絵理子氏は、この8年後に当時神戸市市議会議員で歯科医だった橋本健氏との“新幹線手つなぎ不倫”が報じられた。橋本氏は妻と離婚して、歯科医院も閉院。一度は別れたが、のちに復縁。現在も交際は順調と見られている。
不倫の温床といえるのは「芸能部門」。第3回(10年)に江角マキコが受賞したが、この7年後に芸能界を引退。不倫疑惑を報じる女性誌が出る前日に、電撃的に引退発表した。相手は、その前年に巨額の投資詐欺事件で逮捕された男性。江角もその被害者だったという。
第6回(13年)受賞の長谷川京子は、夫でポルノグラフィティの新藤晴一とこの8年後に離婚。原因は、新藤がツアー先で美女をお持ち帰りしたためと一部メディアが報じた。
第7回(14年)受賞の小倉優子は、17年に前夫と離婚。翌18年12月に歯科医とスピード再婚して、17年&18年に「好きなママタレント」の1位に輝く好感度を手に入れた。ところが、20年に2度目の離婚。
さらに、第12回(19年)の吉瀬美智子、13回(20年)の篠田麻里子、14回(22年)の広末涼子も離婚。篠田と広末はその原因として、自身の不倫を報じられた。
「今井さんだけではなく、『音楽部門』も激ヤバです。14年受賞の土屋アンナさんは、その4年後にバツ2となって、17年に3度目の結婚。現在は3人のパパとの間にもうけた4人の子どもを育てています。17年の後藤真希は受賞の2年後、元カレと不倫。肉体関係があったことを認めましたが、離婚は回避しています」(スポーツ紙芸能記者)
一般社団法人ベストマザーズ協会の特別顧問を務めるのは先の都知事選で落選した蓮舫前参院議員。長男のタレント・村田琳は母親に決別宣言し、籍を抜いて自民党に入党したことで知られる。
今年の受賞6人が末永く幸せであることを祈る。
(北村ともこ)