北欧のベジタリアンってどんなものを食べているの?と思い、『IKEA』で「プラントベース唐揚げ」「ベジタブルボール」「プラントベース キーマカレー」を購入。大豆由来が多い日本の代替肉とどう違うのか? 果たして美味しいのかどうか? 早速食べてみることにしました。
まずは「プラントベース唐揚げ」799円。内容量は500g。袋には「大豆由来の原材料を使用」と書かれていて、冷凍のままラップをかけずに温めればOKというもの。見た感じは、本物の唐揚げよりクルッとしている、というかゴツゴツしていないので、ちょっと色が薄い何かの揚げ物という感じです。
「ベジタブルボール」699円は、見た目はIKEAで売っているミートボールとかサーモンボールと変わらない丸々としたもの。こっちは、180度に温めたオーブンで約20分加熱なので、ちょっと時間がかかるものになります。
「プラントベース キーマカレー」299円は、いわゆるレトルトカレー。作り方は、沸騰した湯の中に入れて5~7分加熱、または器に移してレンチンというものです。
プラントベース唐揚げは、大豆由来だけあってかなり食べやすい。大豆由来なのに、どこかシュウマイっぽい味と香りです。唐揚げというより、シュウマイベースの何かという感じ。だから、ケチャップも合うけれど断然マスタード、カラシが合う。あえていうなら「やさしいシュウマイ」味。なんでか、唐揚げ感は低め。
ベジタブルボールは、かなりグリーンピース味。しかも、冷凍のミックスベジタブルの中のグリーンピース感。パッケージの裏に書かれた原材料名を見ると、ひよこ豆、にんじん、エンドウ豆の順で書かれているので、ひよこ豆の方がいっぱい入っているはずなのに、グリーンピース感がなんでこんなにグイグイくるのか?
そして、オーブンで20分加熱してもカリッとはしない、フワッと食感。動物系の油を使っていないから? 同じような見た目のIKEAのサーモンボールと食べ比べてみると、カリカリ感やジューシー感は断然サーモンボール。「植物由来、プラントベースってこういうことかぁ」と改めてその違いに納得します。
3つの中で、一番食べたことのある味に感じたのはプラントベースのキーマカレー。普通にインド系レストランの豆カレーです。「作っているのはどこだろう」と思ってパッケージを見たら、なんと中村屋。それはもぉ、「カレーのプロだし日本人が好きな味分かっているよね~」とものすごく納得。
ちなみに中村屋のベジタブルカレーは、公式オンラインショップで見ると1箱417円。全く同じものではないと思うけれど、中村屋オリジナルよりベジタリアン向けカレーを安く購入できる、ということになります。
ということで結論。IKEAの野菜由来、プラントベースの食べ物の中で、一番入りやすいのはレトルトカレー。そして唐揚げは、マスタードまたはカラシを付けて味わうのがオススメです!
(ロドリゴいしざわ)