7月23日放送の「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に続き、30日深夜放送の「あちこちオードリー」(テレビ東京系)に出演したAdo。絵師ORIHARAによる、おなじみのダークテイストな黒髪ロング女子のイラストを実像代わりに登場させ、声だけでお笑いコンビ・オードリーとかなり深い話や私生活について話し盛り上がった。
番組冒頭では、Adoが今年3月までパーソナリティーを務めていたラジオ番組「Adoのオールナイトニッポン」(ニッポン放送)を聴いていたという若林正恭が、「ラジオは面白いし向いてるんだろうな」と思っていたと明かすと、Adoははにかんだように「ありがとうございます」と言い、ラジオの仕事が来た時は「からかわれているんじゃないかと思った」と明かした。
また、ラジオでのトーク内容から「Adoさん、割と街をうろちょろしてますよね?」と確認した若林に「そうですね。うろちょろしていますね」と認めると、実は春日俊彰も姿を隠して街をうろちょろしているそうで「プライベートAdoやってんのよ、ワタシ」と言いAdoを笑わせた。
Adoは自身のことを「承認欲求大人間」と表現。しかし勉強も運動もできず「ポンコツなので」、幼い頃から「宿題は(期限の)ギリギリに提出するタイプだったので、(会社勤めをしても)納期はたぶん守らないだろうし、上司の方に怒られている姿ばかり想像してしまって」いたと述懐。しかし「少なくとも自分は歌には自信を持ってるなら、今がむしゃらに(歌を)やってみようとしがみついていましたね」と振り返った。休みの日は「基本いっぱい寝てるか、ずっとゲームばっかりしてるか、ZOZOTOWNとか見てるか」していると明かし、若林から「そこまで買うわけじゃないんだよね」と水を向けられると「そう、そうなんですよね。『いいの出てるなぁ』みたいな」と共感し合う様子が印象的だった。
整理整頓、片付けができない、音楽でモテている人を見ると「いいなぁモテて」、「クソォ…私こんな力を持ってるのにモテたいな」「ジョーカーはいっぱい持ってるのに(ここでカードを切ってやろうかな)」などと思う、と21歳の女性としての本音もかなり明かしたAdo。今年3月にレギュラー放送が終了した若林と水卜麻美アナがMCだった「午前0時の森 おかえり、こっち側の集い」(日本テレビ系)の特番があれば、ぜひ出演してもらいたい。
「こっち側」の人々と共演することで世界が広がり、歌い手としての表現に何らかの影響があると思う。顔出しをせずともAdoをゲストに招きトーク番組が成立することがわかった今、「A‐Studio」(TBS系)や「ボクらの時代」(フジテレビ系)にAdoが出演する日も近いことだろう。
(森山いま)