嵐・二宮和也にとっても、旧ジャニーズの先輩グループだったSMAPの中居正広と木村拓哉はあこがれの存在だったようだ。とりわけ後者との初共演が実現した2018年公開の映画「検察側の罪人」では、裏で二宮の懸命な働きかけがあったのだという。
二宮がMCを務める動物バラエティ番組「激かわペット大集合!ワンニャンにのランド」(テレビ東京系)が8月31日に放送されると、天才犬について特集したVTRから、スタジオトークでは“これまで二宮が天才だと感じた人物”にまつわる話題に。
二宮は「中居君とか木村君とか。やっぱりSMAPってスゴいと思う」と同グループの人気を牽引した2人の名前を挙げ、「32、3年、売れ続けた。平成でずっと売れてたっていうのはとんでもない」と絶賛したうえで、特に6年前に大きな話題となった木村との“競演”についてはこう振り返った。
「平成から令和にいくってなった時に、平成のうちに平成のスターと共演したいって思って。元号が変わるってニュースが出た次の日くらいに事務所に言いに行って。『いやもう木村さんとやりたいです。もうワンシーンでもいいので』って」
そんな、二宮たっての希望と行動力によって共演が実現し、いざ木村との撮影がスタートした時のこと。二宮は彼のスゴさを「改めて再認識した」といい、「この人たちですら努力をし続けてるんだっていう…。そりゃあ天才って言われるよな」と現場での仕事ぶりに舌を巻いたようだ。
「『検察側の罪人』では、旧ジャニーズで屈指の演技派俳優として知られた二宮と、平成のドラマ・映画でヒット連発の請負人だった木村の夢の共演が実現。劇中で、東京地検の検事を演じた木村と、その部下、新人検事役の二宮による、互いの信念がぶつかり合う激しい舌戦シーンが話題を呼ぶなど、興行収入は約30億円を記録しました。また、二宮は中居とも対談番組『だれかtoなかい』(フジテレビ系)で約2カ月、ダブルMCとして共演。俳優業で成功を収めた木村と、バラエティの司会で才能を開花させた中居という2人の偉大な先輩を前にしても、負けじと存在感を発揮できたのは、二宮の卓越した順応性と実力があってのことでしょう」(テレビ誌ライター)
木村と中居のファンだけでなく二宮ファンにとっても感慨深い、貴重なトーク内容だったと言えそうだ。
(木村慎吾)