今夏には叶わなかったレアル・ソシエダMF久保建英のリヴァプール移籍。だが、一部報道によれば、リヴァプールはまだ若き日本代表MFとのサインを諦めてはいないという。
久保は2022年より完全移籍したソシエダで初年度から9ゴール4アシストという活躍ぶりを見せ、翌23-24シーズンも7ゴール4アシストを記録。23歳にしてチームの攻撃を牽引する働きを披露しており、今夏の移籍市場では、エジプト代表FWモハメド・サラーの後継者を探しているリヴァプールからの関心が伝えられていた。
一時は移籍濃厚で、久保自身もプレミアリーグ参戦に前向きだとされたが、結局、取引が成立することはなく、ソシエダ残留が決まっていた。
しかし、スペインのサッカー専門メディア「Fichajes」が報じたところによれば、現在もリヴァプールは久保との契約を諦めたわけではなく、来年夏のマーケットで再度チャレンジする意思があるというのだ。
「久保を獲得するにはソシエダに契約解除金として6000万ユーロ(約95億円)を支払う必要がありますが、同メディアは、この金額がリヴァプールを撤退させる要素にはなっていないと伝えており、23歳という将来性抜群な年齢も大きな魅力だと考えられているようです。また、来夏には33歳になるサラーの後継者問題は今も解決されてはおらず、リヴァプールにとって、敏捷性と創造性に優れたレフティーアタッカーの獲得は変わらずに至上命題のまま。引き続き久保への関心については続報に期待したいところですね」(スポーツライター)
加えて、久保とソシエダのイマノル・アルグアシル監督の間に、リーグ戦での起用をめぐる不協和音が生じているとする現地報道もあり、来夏には移籍がよりスムーズに展開される可能性もあるだろう。
現時点ではあくまでウワサレベルではあるが、久保がメガクラブ参戦を果たす日は徐々に近づきつつあるのかもしれない。
(木村慎吾)