1月17日スタートのドラマ「カルテット」(TBS系)の視聴率が2ケタ割れの9.8%に留まった。松たか子をはじめに豪華なキャストを揃え、前クールが話題作の「逃げるは恥だが役に立つ」だったことから注目度も高かったが期待を裏切った形だ。一方で女性視聴者からはこんな不満もあがっているという。女性誌のライターがコボす。
「高橋一生さんの起用で『私の一生が遠くに行っちゃった。星野源になっちゃった』と嘆いている女性ファンが少なくないのです。高橋さんは星野さんにも似た草食系に見えて、なんとも言えない艶っぽさにもあふれており、隠れファンが大勢います。出演作は多いものの主役はほとんどなく、手堅い脇役として活躍する彼は『私だけが知っている素敵俳優』という立ち位置だったのですが、今回の『カルテット』でスポットライトが当たってしまい、隠れファンたちを残念がらせていますね」
作中では開始早々、高橋が女子大生と行きずりのキスを交わすシーンがあり、ファンはさっそく悶絶。ボディソープをバディソープと呼ぶ独特のセリフ回しも話題となり、ツイッターのトレンドに入るほどのブレイクぶりを見せている。それが隠れファンをますますイラつかせているというのだ。女性誌のライターが続ける。
「アラサー以上の女子トークでは、好きな芸能人が話題になると好みの違いが埋まらないもの。しかし高橋さんの名前が出ると、女子全員が『実は私も好き!』と意見が一致するんです。これは『逃げ恥』でブレイクする前の星野さんにも見られた現象で、『私たちって見る目あるよね』と女子同士で褒め合っていたものです。だから今回のブレイクはファンとしては嬉しい反面、残念な気持ちのほうが強いというのが正直なところですね」
つまり、何も失っていないはずのに「一生ロス」に陥ったというところか。そんな女子に対して、まだ高橋の顔さえ思い浮かべられない男子たちは、いますぐ「カルテット」やNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」で彼の演技をチェックすべきかもしれない。
(白根麻子)