1月23日に芸能界引退を発表した中居正広がMCを務めていた「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」(TBS系、1月20日に放送終了が発表された)の“赤い服の女性”をめぐるネット上の声に対し、作家・室井佑月氏が怒りを露わにしている。
目下、会食した芸能関係の女性との「性的トラブル」を報じられ、大炎上中の中居。一部報道では、大御所タレントである中居の、周囲が彼に女性を“献上”するような行為もあったのではないかとの疑いも生じている状況で、その疑念は「金スマ」特有のスタジオ演出にも向けられているようだ。
同番組では、MCの中居を中心に据え、その背後に赤のジャケットとミニ丈のスカートを着用した女性が大勢並び、足を組んで座っている演出が行われ、視覚的なインパクトを放ってきた。
昨年末より中居の騒動が拡大すると、同番組の“謎の赤服女性”の存在についても疑問視する声が散見され始め、タレントのフィフィは1月19日更新のXで「そう言えば、番組MCの後ろに赤い服を着たミニスカートの女性が、何をするわけでもなくただズラーっと並んで座っている光景に、あの頃ずっと違和感がありました」と綴り、その後の投稿で「金スマの赤い服の女性たちが座っている異様な光景」と名指しした。
一方、“身内”の見解は異なるようで、過去に番組レギュラーだった室井氏は23日までに「お願い。金スマの赤の人が喜び組みたいにいわれてるけど、私が知ってる女、掛け持ちで仕事してるシングルマザー。私よりずっと前から、あっこで10年くらい赤の人やってたんじゃない? 私は全員知らんのかもだけど、気軽にそういうこと言わないで!」と実際の“赤の人”の素性や苦労を紹介し、ネット上に飛び交う噂に苦言を呈した。
また、「私が知ってるのは3人。全員知らないくせにっていう人がいるけど、私だって体は一つ」と綴ると、「彼女は、全然、取材にも答えますよ」「でもきっと、楽しかったとか、みんなから優しく良くしてもらったとかいうコメントはいらんのでしょうな」と、現在の“中居バッシング”への複雑な心境を漏らしている。
「100人ほどもいるかと思しき赤服女性がズラリと並んで微動だにせず、リアクションのみを見せる光景は独特のオーラがあり、『金スマ』らしさであると同時に、その演出意図がわからないとして『たしかに不気味』『女性をお飾りの道具にしているように見える』『“喜び組”と解釈されてもおかしくはない』などと感じる人も少なくありません。ちなみに、フィフィは今回の中居騒動を受けて“後出し”しているわけではなく、2021年2月の時点で『出演者の後ろにダーって同じ服着て座らされてる女性達の絵面が批判されて来なかった事の方が不思議』『女性はお飾り?ってか』と違和感を綴り、Xに投稿していました」(テレビ誌ライター)
中居騒動の余波で、現在は彼にまつわるあらゆる要素に憶測と疑いの目が向けられてしまうということだろう。
(木村慎吾)