俳優・真田広之が主演・プロデュースを務めた配信ドラマ「SHOGUN 将軍」が、世界中で大ヒットを続けている。同作は、エミー賞やゴールデングローブ賞など主要な賞レースを席巻。2月23日には、優れた映画やテレビの演技に贈られる、第31回全米映画俳優組合賞のテレビドラマシリーズ部門の最高賞に当たるアンサンブル賞など４冠に輝いた。同作は、すでにシーズン2の制作も決定しているといい、今秋の撮影開始を目指して準備を進めているという。
そんなワールドワイドな活躍を見せる真田に対して、日本のテレビ関係者は何とか番組出演を実現すべく、あの手この手でオファーを続けているという。
「ハリウッドに活動拠点を移した真田は、日本の番組からのオファーは現状、断っているとされ、真田の姿は、CMや過去作品を除き、テレビは拝めません。しかも、シーズン2の準備もあって忙しい。日本のテレビ番組に出演するためだけにスケジュールを空けるのは難しいと真田サイドの関係者は話しているようです」（民放関係者）
そんな対応も、ハリウッドスター並みという大物感が伝わってくるが、テレビ関係者の間ではやはり、制作が発表された「シーズン2」関連でチャンスが生まれるという見方が強いとか。
「『SHOGUN 将軍』は、主にカナダのバンクーバーでセットを組んで撮影されましたが、実は日本国内でも撮影の予定があったそうです。しかし、コロナ禍の影響で実現せず、シーズン2では、真田さんの意向もあって日本国内で撮影するシーンもあるといい、来日する可能性が高いんです」（スポーツ紙記者）
とはいえ、分刻みで動いている真田だけに、長時間拘束となるテレビ番組出演は難しそう。そこで各局が力を合わせ、真田を番組に“招聘”しようと動き始めているというのだ。
「NHKも含めた、各テレビ局を代表してNHKがオファーし、真田のスケジュールを半日でも良いので、日本のテレビ局のために空けてもらうつもりのようです。NHKとテレビ朝日はトーク番組、日テレはニュース番組での対談、TBSとフジテレビはバラエティ番組など、各局で内容が被らないように調整しながら進めるという情報があります」（前出・民放関係者）
ただ、「悲しい情報」も伝わっている。最近、中居正広氏の女性トラブルを発端としたスキャンダルにまみれてしまったフジテレビは、蚊帳の外に置かれるかもしれないというのだ。
「特にアメリカは性的トラブルに厳しく、中居氏の問題をフジが引きずっていると、他局はフジを外した形で真田さんにオファーする選択肢も視野に入れているとか。弱り目に祟り目ですね」（前出・民放関係者）
真田が報道陣に語ったところでは、今秋にもクランクイン予定というシーズン2。その頃までにフジの信頼は回復されているか。
（渡邊伸明）
