ナインティナインの冠生ラジオ番組で、岡村隆史の発言が“また”大炎上した。「ナインティナインのオールナイトニッポン」(ニッポン放送)のさる2月20日深夜の放送回。フリートークで、岡村は、令和ロマン・高比良くるまが活動自粛をするなど波紋を広げ、若手芸人の間でも話題になっている違法なオンラインカジノについて、“やってはダメ”としながらも、こんな発言をしたのだ。
「すごい思うねんけど、芸能人じゃない一般人、“どれぐらいオンラインカジノやってんの”と。オンラインカジノと不倫。めちゃくちゃやってると思うで」「芸能人、有名人、著名人やから写真撮られて晒されるけど」
吉本興業の後輩を気遣った発言なのかはわからないが、一般の人たちについての“勝手な断罪”は当然大批判を浴びた。SNSでは「普通のベクトルおかしくなってんちゃうか」「稚拙な発言やで」「何言ってんだ」といった具合だが、スポーツ紙記者が言う。
「岡村は、2020年4月にやはり同じ『オールナイトニッポン』でコロナ禍が明けたら、お金に困った容姿端麗な女性が性サービス業に大勢転身してくるという趣旨の発言をして大炎上。相方の矢部浩之も交え謝罪する事態を招きましたが、その時の反省がまったく生かされていないとして炎上しているわけです。人気者のナイナイだけに、番組は昔から発言が何かと注目され、すぐにニュースになることはわかっているはず。ベテラン芸人なのに、以前のようなバランス感覚を失っているとしか思えません」
そうした意味で、テレビ業界では、岡村が「第二の和田アキ子」化しているとの指摘も。
「先日もオンラインカジノ問題を番組で取り上げる際に、令和ロマンというコンビを知らないと明かした『アッコにおまかせ!』(TBS系)の和田よりも岡村はだいぶ年下です。が、ネットで芸能ニュースが日々更新される時代に対応できないという意味では今や“双璧”ですよ」(民放関係者)
ここ最近、レギュラーを務めるテレビ番組ではむしろ大人しい印象の岡村。炎上するのは決まってラジオ番組での発言とあって、ラジオ番組から勇退すべきとの声も聞こえてくる。
「テレビ番組で大人しくしていなければならない反動で、一般に、テレビ番組の視聴者よりもリスナーとの距離が近いとされるラジオではつい、本音とあいまって不用意な発言をしてしまうんでしょうか。『ナインティナインのオールナイトニッポン』は1994年スタートですから、もう30年以上になります。今も人気番組ですが、岡村の気が緩んでいる感は否めず、それが炎上を招いています。それにマンネリ化も進み内容もここ数年あまり変わらない。番組関連のイベントは盛況ですが、いつまで続けるのかという声も周囲の関係者から出ているとか。2度目の大炎上を機に幕引きを考えるべき時期に来ていますよ」(前出・民放関係者)
テレビでもラジオでも大活躍、という地位を保つのは、岡村の場合は、そろそろ限界なのかもしれない。
(渡邊伸明)