国民の5人に1人が後期高齢者になる「2025年問題」。昭和22~24年生まれの「団塊の世代」約800万人が75歳以上となり、認知症高齢者の数も471万人と推計されている。
そんな中、理学療法士YouTuberの山内義弘氏が3月13日に動画を更新、「【知らないと脳の老化が急加速】今すぐチェックすべき『認知症の初期サイン8選』」と題し、チェックリストと予防策を伝授した。
山内氏が示した「認知症の初期サイン8選」は以下の通りだ。
①身近な知人の名前がすぐに出てこない時がある
②頭の回転が遅くなってきた、言いたい言葉がすぐ出ない
③些細なことで怒るようになった
④新しい家電の操作などが覚えられなくなってきた
⑤買い物のおつりなどの簡単な計算が面倒になってきた
⑥身だしなみに気をつかわなくなった
⑦趣味に対する興味が薄れてきた
⑧外出や人付き合いが面倒になる
「40代なら1つ以上、50代なら2つ以上、60代なら3つ以上、70代なら4つ以上あったら、認知症を疑った方がいいと思います」と山内氏。日々の生活習慣を改めることが認知症の予防に繋がるそうで、【2日前日記】(2日前にどこに行ったか、昼食は何を食べたかなどを日記に書き留める)、【複数を同時進行】(テレビを観ながら皿洗いなど)、【新しいことにチャレンジ】(新しい場所に旅行、道を変えて散歩するなど)などが有効だという。
ただし、物忘れと認知症は全くの別もので、あとで気づくのは単なる物忘れ、忘れたことも忘れてしまうのが認知症だと山内氏は解説している。
なので、「最近物忘れが多いから認知症かも」と心配する人はまだ大丈夫だというが、初期サインを見てドキッとした人は、早めの予防を心掛けたい。
(所ひで/YouTubeライター)