Snow Man・向井康二がタイドラマ史上初の日本人主演を務めた「Dating Game~口説いてもいいですか、ボス!?~」(仮題)が、クランクアップを迎えたことが報告された。同作のキャッチフレーズは「ボーイズラブ・ロマンスコメディー」。全編タイで撮影され、向井はタイ語の演技に挑戦。男性同士の異文化ラブストーリーは、タイで年内に放送される。
ロマンスの相手は、マーチ=チュターウット・パッタラガムポン。タイ・バンコク出身の32歳で、向井と同世代。タイの映画スタジオ・GTH主催の「Friend For Film」コンテストで最優秀賞を獲得して、2012年にアンソロジー映画「Home: Love, Happiness, Memories」でスクリーンデビュー。同作にもBL(ボーイズラブ)要素が含まれていたが、本格的BLは今作が初だ。
一方の向井は、母がタイ人。大阪で生まれ育ったが、子どもの頃は母と長期で何度も帰省していた。2歳上の兄とタイの国技であるムエタイのジムに通っており、ジム内に飾られていた写真を見た当時のジャニーズ事務所(現、STARTO ENTERTAINMENT)の代表が母に連絡。小学2年生でスカウトされて、小5で入所した。兄とは、ジャニーズJr.(現・ジュニア)内ユニット・ムエタイ向井ブラザーズとして活動したこともあったが、兄の退所によってコンビを解消。その後は関西ジャニーズJr.の頼れる兄貴となり、19年にSnow Manに加入した。
それにしても、Snow Manといえば、押しも押されもせぬ日本を代表する男性ユニット。9人全員が個性を生かした分野で活躍しており、グループのレギュラーバラエティ「それSnow Manにやらせて下さい」(TBS系)も順調。5月22日に発表された「MUSIC AWARDS JAPAN 2025 Grand Ceremony」では、最優秀アイドル賞を受賞した。デビュー5周年にあたる今年は4月に新国立競技場公演を成功させ、6月に日産スタジアム公演を控え、28・4万人を動員予定。同事務所からは旧国立競技場を含めるとSMAP、嵐に続いて3組目だが、SMAPは解散、嵐は来春の活動終了を発表しているため、今後はSnow Manが記録を塗り替える。
そのタイミングでタイドラマの主役、タイの風味が生かされた本格エスニック即席麺シリーズ「Yum Yum(ヤムヤム)」で単独テレビCMに恵まれた向井。神風が吹いているが、ファンの気持ちは複雑なようで…。
「Snow Manといえば、嵐に引けを取らないほど大の仲良しで有名。バラエティやドル誌(アイドル誌)で見せる、メンバー同士によるイチャイチャシーンに胸キュンするファンが続出中です。この“イチャキュン”族は、メンバーがグループ以外でイチャイチャすることに否定的。すでに、今作で相手を務めるマーチ君に嫉妬しているんです。Snow Man は、BLやコミケ(コミックマーケットの略で同人誌即売会)愛好家のあいだでも群を抜く人気。“浮気”は厳禁らしいです」(ウェブライター)
推しの思いは千差万別だ。
(北村ともこ)