公開中の向井理主演映画「パリピ孔明 THE MOVIE」の評判がすこぶる良好なようだ。2023年にフジテレビ系で放送されていた連ドラよりも映画のほうがよりスケールが大きく、感動するとの声が少なくない。
諸葛孔明を演じる向井と孔明の主君である劉備を演じるディーン・フジオカの人気もさることながら、東京・渋谷の小規模ライブハウス「BBラウンジ」のオーナーで元ギタリストの小林を演じる森山未來の存在を忘れてはいけないだろう。
そんな森山は、携帯電話を持っていなかった時期があることで有名だ。
昨年6月29日放送の「メシドラ~兼近&真之介のグルメドライブ~」(日本テレビ系)にゲスト出演した時には、MCの1人である満島真之介から「未來さん、今携帯持ってます?ずっと持ってなかったですよね?」と質問されると、現在は「持ってる」と答えた森山。20歳頃から15年以上「中毒性が高いなと思った」という理由から、携帯電話を持っていなかったと説明した。
ところが今年5月3日深夜放送の「二軒目どうする?」(テレビ東京系)にゲスト出演した、森山と仲のいい勝地涼は、森山が携帯電話を持っていなかった理由を「古田新太が携帯電話を持たない人だからその影響」と語った。勝地は小栗旬が下駄や雪駄を履くのも古田の影響とも明かした。
確かに森山は15歳で宮本亜門演出の舞台「BOYS TIME」のオーディションを勝ち抜き芸能界に本格デビューしたのだが、その頃に古田と初めて会ったことを2017年6月3日放送の「サワコの朝」(TBS系)で明かしている。初対面では古田に苦手意識を持ち、そのことが古田に伝わり、「15歳の子どもにそんな怒ることもしないけど、すごい目つきで俺をにらんでたんやぞ」と古田に会うたび蒸し返されると明かしていたから、10代の頃から古田と知り合っていたなら、勝地の言う「影響」を受けていたのかもしれない。
携帯電話を持っていなかったことが古田の影響かどうかは定かではない。ちなみに、森山自身も「パリピ孔明」で演じている小林と同じく「三国志」に詳しいことは、映画で「三国志」の監修を務めている三国志学会事務局長の渡邉義浩氏が、「知識に裏打ちされた納得のアドリブが展開されていて、素晴らしい」と森山を絶賛しているから、こちらは事実であることは間違いない。
(森山いま)