横浜流星の“ぶっちぎり”に拍車がかかっている。「日経エンタテインメント!」の恒例特集「タレントパワーランキング2025」の「20代男優部門」で、横浜が首位に立ったのだ。2位の中川大志を5ポイント以上引き離してのトップである。
横浜といえば現在、主役を務めるNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」が放映中。初の大河主演で、“江戸の出版王”に成りあがる蔦屋重三郎を好演中だ。同作で共演中の渡辺謙とは、6月6日に公開された、主演・吉沢亮との共演映画「国宝」でも一緒。その「国宝」では横浜は、大河で見せる吉原生まれのカラッと明るい出版人と一変して、上方歌舞伎の名門の御曹司として将来を約束された歌舞伎役者を演じている。
「国宝」は横浜にとって、4月4日に公開された広瀬すず、杉咲花、清原果耶によるトリプル主演映画「片思い世界」に続いて今年2作目の出演映画。上半期でハイペースな上映で、大河主役とも高評価を得ている。この猛進ぶりに、所属事務所は安堵しているという。スポーツ新聞の芸能記者が言う。
「横浜さんは永野芽郁さんと同じ芸能事務所(スターダストプロモーション)に所属していて、来年のNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』の主演が決定している仲野太賀さんも同じ事務所です。ただ、『豊臣兄弟!』への出演が決まっていた永野さんは降板を発表。今月いっぱいでTBS日曜劇場『キャスター』が最終回を迎えたあとは、“開店休業”状態に陥る可能性が高い。それだけに、横浜さんの安定人気と世間からの高評価は、文字通り救世主なのです」
永野は今年4月、かつて共演した俳優の先輩である田中圭との不倫疑惑が報じられた。双方は否定したがダメージは甚大で、契約していたCM企業からはすべて姿を消した。純情イメージの回復には時間を要しそうだが、疑惑が世に出る前から某有名監督が撮るNetflixシリーズドラマの出演が内定しており、「キャスター」のクランクアップ後に撮影が始まる予定だとの情報もある。
「Netflixといえば、昨年『地面師たち』や『極悪女王』、今年は『新幹線大爆破』が大当たり。制作費もギャラも世界規模なので、“女優生命”の延命策に十分なりえます。ただ、撮影終了から世界配信となるまでのタイムラグがかなりあるため、早くて1年後、配信国の数によっては2年後になっても不思議ではない。永野さんがみそぎを済ませるのは、年単位になるかも…」(前出・スポーツ紙芸能記者)
偶然にも、「キャスター」の最終回と田中の主演舞台「陽気な幽霊」の千秋楽は同じ6月15日。“疑惑の渦中”の2人の胸にはその時、どんな思いが去来しているのか…。
(北村ともこ)