京大教授が痛烈指摘!石破総理の「なめられてたまるか」発言が「歴史上最大の失言になりうる」ワケ
石破茂総理による“強気の発言”が物議を醸している。
7月9日、石破総理は千葉県船橋市で行われた街頭演説で、アメリカ・トランプ政権との関税交渉について「これは国益をかけた戦いです。なめられてたまるか」と発言。さらに「たとえ同盟国であっても正々堂々言わなければならない。守るべきものは守っていかなければならない」と続けた。
この発言に、他党からは批判が噴出。立憲民主党の野田佳彦代表は「国内で勇ましいことを言ったって全然ダメ」と切り捨て、国民民主党の玉木雄一郎代表も「国益を害する可能性がある」と語った。
さらに石破総理の発言について「歴史上最大の失言になりうる言葉」と指摘したのが、7月12日放送の「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」(ABCテレビ)に出演した京都大学大学院の藤井聡教授である。
「藤井氏によると『なめられてたまるか』という言葉は日本語だとじゃれ合いのように聞こえるものの、理屈上は『なめられる=侮辱』の意味合いがあるとのこと。『たまるか』は『耐えられない』『許さない』と受け止められうると指摘し、『トランプよ、お前は僕のことを侮辱している。それを絶対に許さない』と英語で訳される可能性があると語っていました」(フリージャーナリスト)
なぜ石破総理の口からこうした言葉が飛び出したのか。
「7月20日に投開票が行われる参院選を意識したパフォーマンスの側面が多分にあるはず。加えて『アメリカにまで伝わることはない』という油断もあったのではないでしょうか」(前出・フリージャーナリスト)
トランプ大統領の耳に入らないことを願うばかりだ。
(塚原真弓)
