「モーニングショーはホニャララ」な理由を元放送作家が激辛指摘「久米さんの凄さとしてまるで美談のように…」
「追悼企画での『ニュースステーション』のある振り返りVTRを見て確信しました。久米さんが浸透させた行き過ぎたニュースのビジュアル化については批判していく必要がある…」
報道を中学生でもわかるようにと斬新なニュース番組に変革させた功績高いフリーアナ、タレントの久米宏さん(1月1日、肺がんで死去。81歳没)。しかし、その弊害もあったと自身のYouTubeチャンネル『長谷川良品「テレビ悲報ch」』(1月16日付)で指摘したのは、テレビへの辛辣な考察が視聴者の関心を集める元放送作家・長谷川良品氏。「何より驚いたのは1985年の日航機墜落事故を伝える際に…」と長谷川氏が続ける。
「『ニュースステーション』はスタジオに犠牲者520人分の靴を並べ解説します。しかもそれは座席名簿から勝手に人物像を番組が予想、この人だったらこういう靴を履くんじゃないかと町の靴屋でかき集めてきた520人分の靴をスタジオに並べて見せるわけですよ。…死者への冒涜でしかない。こんなものは数字(視聴率)を取るための単なるアイキャッチでしかありません。…スタッフの発案だとしても、久米さんはそれを受け入れ、520人分の靴の前で解説していますからね。あくまでもニュースショーとしてのインパクト重視であり、犠牲者に対する配慮がいっさいない。さすがに不謹慎。当時としても倫理観の底が抜けていると感じます。それを(1月)14日のテレビ朝日『羽鳥慎一モーニングショー』の追悼企画では、久米さんの凄さとしてまるで美談のように紹介するわけです。これだけでテレビ朝日はもちろん、『モーニングショー』という番組がいかにホニャララであることがわかります。…本当にホニャララ、あるいはチョメチョメすぎます…」
久米さん以降、ニュース番組はバラエティ化の傾向がある。時代が求めていたのであれば、それをいち早く見抜いた久米さんの慧眼であろう…。
(所ひで/YouTubeライター)
