ライフ
2026/03/26 07:30
医師が解説!産後の「尿漏れ」を改善するために行いたい“膣ケア”
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2026/03/26 07:30
出産した人の多くが経験している産後の「尿漏れ」。今回は、女性医療クリニックLUNAネクストステージ院長で、泌尿器科・女性骨盤底医学の専門医である中村りょう子さんの解説のもと、産後に尿漏れが起きる原因や改善法をご紹介!
産後は膣がゆるむため「尿漏れ」が起きやすい!
今回の中村さんのお話は、『iroha(イロハ)』というフェムケアブランドのセミナーにおいて発表された内容です。中村さんによれば、「妊娠・出産は女性に大きな身体的ダメージを及ぼし、その影響によって膣のゆるみや乾燥、違和感などが起こります。とくに、膣のゆるみは尿漏れにつながりやすい」のだとか。
実際、出産回数が多ければ多いほど尿漏れになりやすいそうです。産後の尿漏れを我慢する人も多く、「長期化するので早めのケアがオススメ」とのこと。他にも膣トラブルが起きやすい時期なので、「膣ケア」は大切なんだそうですよ。
産後に実践したい「膣ケア」とは?
中村さんに、産後に実践したい膣ケア方法をうかがいました。
●適切に洗う
専用ソープで膣の外側を洗います。洗う場所は、大陰唇と小陰唇、その入口のみでOK。膣の中までは洗ってはいけないそうなので、注意しましょう。フェムゾーン用ソープを使うのがオススメです。
●しっかり保湿する
保湿も大切です。大陰唇と小陰唇、内側の膣前庭を主に膣用の化粧水や乳液保で保湿します。医薬部外品を選ぶと安心感があっていいそうですよ。
●膣マッサージをする
指や器具を用いて膣自体や骨盤底筋をマッサージする膣マッサージをします。膣のゆるみによる日常的な違和感の軽減、予防、生理痛の軽減、性交時の潤滑性の向上、性交痛の軽減などが期待できるそうです。
市販の膣マッサージ器具やマッサージオイルを使って膣をほぐしましょう。irohaからは「INNER MASSAGE STICK(インナーマッサージスティック)」と「INNER MASSAGE OIL(インナーマッサージオイル)」が展開されています。
膣周りの筋肉が硬くなってしまったままだと、いくら骨盤底筋トレーニングなどを頑張っても筋肉が動かず、効果が出にくいのだとか。マッサージでほぐしておきましょう。
●骨盤底筋トレーニングを行う
中村さんは、骨盤底筋トレーニングは尿漏れ対策として最も重要な方法とのこと。仰向けに寝て両膝を立てたまま、息を吐きながら肛門と膣と尿道をしめてギュッと引き上げるだけ。慣れてくれば座っていても、立っていてもできるようになるそう。
1日1回、3分から始めます。効果が出やすいのは1日5分以上を毎日やること。何より、積み重ねが大事だそうですよ。産後1ヵ月から半年以内のうちに始めると改善しやすいとか。
irohaの担当者も出産を経験したときに尿漏れになったそうです。産後3ヵ月経っても改善せず、ピラティスを始め、その中で骨盤底筋トレーニングを実施したら改善したそうですよ。ちなみに、瞬発力だけでなく持続力も大事なので、10秒間力を入れ続けるトレーニングも実践してみましょう。
産後は自分のケアをする時間が取りにくいですが、すきま時間を見つけて膣ケアに取り組んでみてくださいね。中村さんは2人のお子さんがいるそうですが、産まれたばかりの頃は「お風呂の時間が自分のケアができる唯一の時間だった」とか。膣ケア用品をお風呂場に置いておき、時間があるときは洗ったりマッサージしたりしていたそうですよ。
もし、産後の尿漏れや膣周りの悩みがある際には、積極的に婦人科を受診して早めに対処しましょう。子育てはママの健康と元気が第一。ケアをしながら快適に過ごしてくださいね。
スペシャル
Asa-Jo チョイス
