“ポストBTS”の最有力候補は?「ALD1」ことALPHA DRIVE ONEが日本で急拡大するワケ
2026年1月のデビューから、わずか半年あまり。K-POP界で今、急速に存在感を高めているのがALD1こと、ALPHA DRIVE ONE(アルファドライブワン)だ。
韓国の大型オーディション番組「BOYS II PLANET」から誕生した8人組ボーイズグループである彼らは、昨年11月に香港の大型スタジアムでステージデビュー直後から、韓国のみならず日本でも大きな注目を集めている。去る5月には「anan」のスペシャルエディション表紙を飾り、韓国の仁川でもファンツアーを好評に終えた。まさに新人グループとしては異例とも言えるスピードで、日本市場での存在感を急速に高めている。なぜ、ALPHA DRIVE ONEはここまで急成長しているのだろうか。
まず大きいのは、オーディション番組出身グループならではの強みだ。近年のK-POP界では、デビュー後にファンを増やすのではなく、サバイバルオーディション番組を通じてメンバー個々の魅力や成長過程を見せ、デビュー前から熱量の高いファンダムを形成するスタイルが定着している。
その流れを象徴したのが、ゼロべこと、ZEROBASEONE(ゼロベースワン)だ。メンバーそれぞれにストーリーがあり、デビュー前から世界中にファンを抱えていた彼らは、第5世代ボーイズグループを代表する存在へと成長した。ALPHA DRIVE ONEもまた、その流れを受け継ぐ存在といえる。番組放送時からメンバーごとの人気が高く、デビューと同時に国内外のファンが一気に動いた。スタート地点から高い注目度があったことが、現在の快進撃につながっている。
さらに、現在のK-POP市場の環境も追い風だ。世界的グループへと成長した BTS や SEVENTEEN、そして ENHYPEN や ZEROBASEONE など、多くの人気グループがそれぞれのポジションを確立した今、ファンの間では「次に応援するグループ」を探す動きも活発化しているのだが、そんな中でもALPHA DRIVE ONEは“新人らしいフレッシュさ”と“完成度の高いパフォーマンス”を兼ね備えた存在として注目を集めていると言える。デビューしたばかりだからこそ、成長を見守る楽しさがあり、「今から推せるグループ」としてファン心理をつかんでいるのだ。
“推し始める楽しさ”が日韓のファンの間で盛りあがって…
ここにきて、ボーイズグループ戦国時代が加速していることは否めない。韓国では次々と新世代グループが誕生し、日本でも視聴者投票型のサバイバルオーディション人気が続いている。中でも、視聴者がデビューメンバーを決定するサバイバルオーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN」シリーズ第4弾「PRODUCE 101 JAPAN 新世界」(日プ新世界)から誕生した12人組グローバルボーイズグループ・KO1KEYZ 。こちらも10月7日にデビューを控えている。つまり今は、日韓を問わず新たなスターが次々と生まれる時代。その競争は激しさを増す一方なのだ。
群雄割拠のボーイズグループ市場。ファンの間では、「久しぶりに“推し始める楽しさ”を感じる」「成長を見届けたくなる」といった初心にも戻ったような声も聞かれる。
かつてZEROBASEONEが“第5世代の象徴”として躍進したように、ALPHA DRIVE ONEもまた、その次の時代を担う存在になれるのか。BOYS II PLANET発のALPHA DRIVE ONEか、それとも“日プ新世界”発のKO1KEYZか―2026年後半のボーイズグループ戦線からは、ますます目が離せなくなりそうだ。
(小津うゆ)
