ドラマファンからの注目度の高いWOWOWオリジナルドラマだが、7月よりスタートした「連続ドラマW アキラとあきら」は池井戸潤最新作のいきなりのドラマ化、そして豪華キャストで第1話の無料放送の直後から話題沸騰となっている。
そんな「連続ドラマW アキラとあきら」第2話から登場した田中麗奈演じる北村亜衣。亜衣は斎藤工演じる山崎瑛が、中学生のときに転校してきたクラスメートだ。しかしまたしても転校してしまい瑛の前から去った亜衣だが、瑛が銀行員となってから10数年ぶりの再会を果たす。
瑛は自分の家が倒産したという現実を見てきただけに、大切なものを守ろうと必死になっている人々のために銀行はあるべきだと信じるが、大きな組織の中で飲み込まれそうになり、もがく日々が続く。ドラマではそんな瑛に亜衣が、かつて自分が瑛からどれだけ救われたかを説き、自分の道を信じるべきだと話す。
亜衣を演じる田中麗奈は「亜衣と瑛のシーンは、ビジネスという世界ではなく、本人たちの『素』の部分ですので、撮影をしていても、ただただ楽しかったです!斎藤さんとも何度も共演していますので、戦友のように思っていて、亜衣という役を自分と重ね合わせて演じることが出来ました。演じているときは斎藤さん演じる瑛くんが少しでも笑ってくれたり、気持ちがほぐれて元気づけることが出来たら、と思っていたので、ドラマを見てくださる皆さんも、瑛くんと亜衣のシーンは穏やかな気持ちで見ていただきたいです。」と話している。
瑛を演じる斎藤も「田中さんは役者としては第一人者で、役をとことん突き詰めている方だと尊敬しています。でもご一緒すると信じられないくらい温かい人で、亜衣という役にぴったりだと思います。」と田中の印象を語っており、この二人が織り成す「亜衣」「瑛」という幼馴染同士の展開にも注目だ。
池井戸ドラマ作品にしては珍しいと言える恋愛要素だが、原作者の池井戸潤氏もこの「アキラとあきら」という作品に関して「今までとはちょっと違うテイストの作品になっていると思うので、楽しんでください!」と自信を見せる。
二人の距離がどう縮んでいくのか気になるところだが、これまでを見逃した方もまだ間に合う!原作を読んで展開を追いつつ、オンデマンドでこれまでをおさらいして「アキラとあきら」を楽しもう!
また書評サイト『読書メーター』と雑誌『ダ・ヴィンチ』がタッグを組んで一般読者からレビューを募集する書評のお祭り「レビュアー大賞」に、今年は『アキラとあきら』が課題図書としてノミネート!「アキラとあきら」特設コーナーも全国で展開中、原作を読んで熱いレビューを送ってください。優秀レビューには豪華賞品も! レビューエントリーは8月1日~31日まで。
『アキラとあきら』
池井戸潤
徳間文庫 1000円(税別)
Sponsored by 株式会社徳間書店