近年、ミランダ・カーや福山雅治といった国内外のモデル、芸能人の間でも実践者が増えているという「湯シャン」。お湯だけで洗髪し、シャンプーやトリートメントを一切使用しないという方法で、シャンプーを使わないことから、頭皮の皮脂量を適度に保つことができるほか、ツヤが出てくるなどの評判も。特に髪の量が少ない人たちからは、湯シャンを続けたことで「抜け毛が減った」というよろこびの報告も上がっている。
しかしこの湯シャン、実際に行っている人に聞くと「ニオイ」に悩まされるという。はたしてこのニオイとはいったいなにが原因なのだろうか。
「そもそも、湯シャンの効果の一つには『臭いを取る』というものがあるんです。ところが湯シャンをはじめると、誰もが当初は頭皮が臭い出すんですね。原因はこれまでに使用してきたシャンプーの界面活性剤などのせい。臭いの元である悪い菌や皮脂を食べる常在菌が失われているからなんです」(美容ライター)
とはいえ、湯シャンを4~5カ月も続けると常在菌が復活し、徐々に臭いが減ってくるという。
ただし、個人差もあるため、必ずしも臭いがなくなるという保証はないのだそう。髪にもいいとは聞く「湯シャン」だが、周囲の人間のことを考えると、ためらうのも事実。
いざ実践するならば、適度にシャンプーを使うなどの方法も一考すべきかもしれない。