NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」の8月6日の視聴率が10.6%に落ち込んだ。スタッフはもちろんのこと、主役を演じる柴咲コウも気が気でないに違いない。
「初回の16.9%を最高に、6月以降は12%台。ついに10%台に落ちて危険水域に入ったと考えられます。局内でも『やはり女大河では視聴率が獲れないのか』というため息が聞こえて来る。予算がないため派手な合戦シーンもなく、地味過ぎる脚本に不満を漏らすメインキャストもいるのだとか」(番組関係者)
脚本家には、「JIN-仁-」(TBS系)をはじめヒットメーカーとして知られる森下桂子氏を起用。担当女性プロデューサーをして「主役の直虎は、虎のような美しさとしなやかさを併せ持つ柴咲さんしかいない」と言わしめ、主役に抜擢された柴咲。その時は本人も「自分と生き方が似ている」とコメントして、確かな手ごたえを感じていたはずなのだが…。
「月9ドラマ『信長協奏曲』(フジテレビ系)では信長の妻・帰蝶(濃姫)役を演じ、映画版をヒットさせた実績もある柴咲。本人も『今度は大河ドラマでヒットを飛ばす』と意気込んでいたのですが、ここにきての視聴率低迷は頭が痛いのでは。2015年の大河ドラマ『花燃ゆ』では、主演の井上真央が低視聴率の責任を取って『私の力不足です』と謝罪したことがありますが、その二の舞だけは避けたいところです」(テレビ誌ライター)
男勝りの柴咲に「力不足」は似つかわしくないが、では視聴率回復の秘策はないものか。
「特効薬があるとするなら、織田信長を演じる市川海老蔵の出番を少しでも増やすことでしょう。6月18日に初登場した時は、視聴率12.4%と6月以降最高の視聴率。共演した家康役の阿部サダヲが『近づかれた時、殺されると思ったほど怖かった』と漏らすほどの迫力だったそう。そもそも柴咲演じる直虎は謎の多い人物ですから、信長との絡むシーンを増やしても、史実を捻じ曲げることにはならないはず」(前出・テレビ誌ライター)
柴咲も海老蔵との共演を楽しみにしているとも聞く。海老蔵演じる信長のニラミで“大河復活”に期待したい。