90年代前半にジャニーズJr.黄金期を築いたタッキー&翼・滝沢秀明。13歳で芸能界入りしてからずっとアイドル街道をばく進し、主演ドラマ、NHK大河の史上最年少主演、最年少のミュージカル座長(いずれも当時)など、ジャニーズの歴史を次々と塗り替えていった。ゴールデンタイムにJr.の冠番組を抱え、3大ドームツアーを実現させた主役も滝沢。そんな“絶対王子”に対し、会うなりすぐ電話番号を聞くという暴挙に出た“大物感”あふれる後輩がHey!Say!JUMPの八乙女光だ。
当時をよく知るアイドル誌ライターはこう話す。
「八乙女は、NEWSの手越祐也、Kis-My-Ft2の玉森裕太、北山宏光と同期の、2002年入所組。八乙女は12歳で入所したわずか1週間後に滝沢から電話番号を聞き出し、その数日後に家に電話をかけているんです。念のために言っておくと、滝沢は八乙女の7年先輩。縦社会のジャニーズでは天の上の存在と言っていいでしょう」
気になるのは会話の内容だが、小学生らしく無邪気なもの。それよりも八乙女は、信じられない無礼を働いていた。「ヒマだから相手して」と八乙女のほうから電話をかけたにもかかわらず、先輩の滝沢が話していると受話器の向こうが沈黙。その後、唐突に笑い声が聞こえてきたという。不思議に思った滝沢が理由を聞くと、「漫画を読んでました」とまさかの返事。スーパーアイドルの滝沢を捕まえて暇つぶしをしていたというわけだ。
「このことをレギュラー番組でバラされた八乙女は、顔を真っ赤にして、ひたすら謝っていました。何も知らない怖さと大胆さが招いたことですが、今となれば笑い話。滝沢が根に持っているということはありません」(前出・アイドル誌ライター)
現在、八乙女が抱えるレギュラー番組はバラエティばかり。タッキーへの失態も、いい持ちネタになっているようだ。
(北村ともこ)