10月12日に放送されたバラエティ番組「VS嵐」(フジテレビ系)に、ジャニーズグループ・Sexy Zoneの佐藤勝利と松島聡がゲスト出演した。その中で、嵐メンバーが松島の同性好きを疑う場面があった。
「番組のトークタイムにて松島は、『櫻井くんは自分のことを下の名前で呼んでくれるのでキュンしている』と明かしました。すると相葉雅紀、大野智、二宮和也が、あからさまに松島を避け始め、相葉は『確認していい? そっちじゃないんだよね?』と質問。松島はすぐ否定したものの、今度は二宮が『最初はみんなアッチの人はそうやって言うの』と彼をイジリ続けました」(テレビ誌記者)
もちろんこのやり取りは、スタジオを盛り上げるためのもので、嵐が松島を避けたのも笑いを優先した行動だったのだろう。しかし一部から、この言動に不快感を示す声が上がっている。
「一部視聴者から『子供も見る番組で偏見言動を露骨にやっている』『“そっち系”ってイジることが、いかに差別的であるか認識してほしい』『嵐は影響力があるのだからセクシャルマイノリティーについて勉強するべき』といった批判がネットにもあがりました。最近のフジといえば、とんねるずの石橋貴明扮する『保毛尾田保毛男』というキャラクターに対して、性的少数者を嘲笑の対象にしたなどとLGBT団体などから抗議を受けたばかり。それから間が経ってないだけに、よけいに注目を浴びてしまいましたね」(前出・テレビ誌記者)
とんねるずの件では、フジの社長が謝罪する事態にまで発展。現在、タレントやスタッフは、細心の注意を払ってテレビ制作を行わなければならない時代になったようだ。