お笑いコンビ・オードリーの春日俊彰が先月30日に放送されたバラエティ番組「ニンゲン観察バラエティ モニタリング」で、高額料金を支払わされるドッキリの標的となり、まさかの言動を見せた。
春日が仕掛けられたのは「もしも後輩が連れてきた女性が超大食いだったら先輩はおごる? おごらない?」というもの。ターゲットになった春日は銀座の高級寿司店で後輩の初恋タローがセッティングした会食に出席。春日ファンを名乗る美女2人は大食いファイターだ。
4人はまず、寿司10貫で6000円のコースを注文。大食い美女はそれをすぐに胃に収め、追加で2500円の寿司10貫セットを5人前ずつおかわり。さらに2人で17人前をダメ押しで追加し、なんと計290貫の寿司を平らげてしまうという恐怖の展開に。これには当初はお金持ちアピールをしていた春日も次第に焦り始めた。珍行動を見せたのは会計前のことだ。
女性陣が席を外したタイミングで春日は勘定を計算、10万円オーバーとわかるや「お金を引き出してくる」と伝え店の外へ。しかし、いくら待っても店に戻ってこない。なんと春日は、自分が頼んだコース料金6000円だけを支払い、さっさと帰ってしまったのだ。
この予想外の展開に、仕掛け人とスタッフは困惑。ネタバラシして戻ってきてもらうのだが、春日はこう言ってのけた。「やっぱり、ちょっと10万1500円は払えないなって…春日の評価が下がるってのは分かってましたけど、評価が下がるのと、10万円払うのだったらやっぱり評価が下がる方が全然いいから」。
だが、キャラは身を助くとでもいうべきか。ネット上には批判よりも「変に見栄張ってるよりはマシ」「ドケチキャラを貫いてて、好感が持てた」「ケチはビジネスじゃなかったんだな」など、むしろ好感をもたれたようだ。
「春日は売れっ子として活躍する現在も家賃39000円の格安アパート住まいの倹約家として知られています。そんな彼が美女に大盤振る舞いしていたり、豪遊していたとなれば、逆にイメージを損なう。名誉やプライドを捨てても、キャラを裏切らない春日の対応に納得する視聴者が多かったようです」(エンタメ誌ライター)
もしこれを春日でない芸能人が行えば、火だるまになっていただろう。
(本多ヒロシ)